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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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【感想】配信『エクスカリバー』

芹香斗亜さんと春乃さくらさんのプレお披露目公演『エクスカリバー』を配信でようやく観ることができました。

芹香さんがトップとして率いる新しい宙組は、どのようになっていくのでしょうか。

大劇場でのお披露目を前に、宙組生全員ではないですが、どんな舞台になるかとても楽しみにしていました。

配信を観て感じたことをお話ししたいと思います!

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目次

全体の感想

納得した点

今回の『エクスカリバー』は、宝塚でもよく知られた作曲家であるフランク・ワイルドホーン氏を始めとする

豪華クリエイター陣を招聘して制作された韓国ミュージカル。

2019年の初演以来、アンコール上演で多くの観客を動員している大ヒット作らしく、

素晴らしい楽曲の連続で、今の宙組生の歌唱力だからこそ、この作品が選ばれたのだと納得しました。

トップコンビはもちろんですが、二人を支える組子たちも含め、今の宙組は歌える人たちが揃っています。

だからこそ歌唱場面の多いこの作品が選ばれたのでしょう。

それと同時に、満を持して宙組トップスターとなった芹香さんのプレお披露目には、

ヒット作品として名高く、また近年、作品の素晴らしさや俳優さんたちの実力で

評価が高まっている韓国ミュージカルで、さらなる話題性を狙ったということもあると思います。

芹香さんと今の宙組生たちなら、この大作をあてがわれたことも大納得という感じでした。

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納得できなかった点

とはいうものの、同時に納得できない点もありました。

それは、原作はもちろん素晴らしい作品ですが、多少の変更を加えたとしても

プレお披露目公演にこの内容の作品を選んだという点。

個人的願望なのですが、トップスターのお披露目公演なのですから、

もう少し明るい印象の作品か、あるいは悲劇的な内容であっても、

主役の芹香さんが男役としての魅力を存分に発揮できる内容であってほしかったです。

研17でピュアボーイを見事に演じている芹香さんはさすがだと思いましたが。。

前半の頼りない感じは一つの魅力ではあるのですが、新生宙組のスタートなので

もっとカッコよさと勢いを全面に出してほしいと思ってしまいました。

また、宝塚オリジナル作品ではないので仕方ないことですが、

キャストの比重も宝塚的バランスではないので、プレお披露目感が薄まってしまっているように感じました。

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キャスト別の感想

芹香斗亜

一幕でのピュアボーイ芹香さん。とても研17には見えない可愛らしさに驚きです。

全体を通して、繊細な心の動きの表現力はさすがだと感じました。

これまでの芹香さんは、活舌がちょっと気になることがあったのですが、

ここ数年は気になることがほとんどなくなっていました。

でも今回の配信では活舌が気になってしまった箇所がいくつかありました。

やはり主役としてセリフの多さや、セリフの長さが関係あるのでしょうか…?  

春乃さくら

なかなか登場しませんでしたよね。。

前半のお衣装が思ったより地味で少し驚きましたが、春乃さんらしいグィネヴィア像を作っていました。

生真面目に演技に取り組んでいて、まだ硬さも少しあるようでしたが、堂々としたヒロインでしたね。

セリフも歌も、とにかく本当に声がキレイで、改めて感動してしまいました。

芹香さんとお二人で歌うまのトップコンビとして、これからがとても楽しみです。

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若翔りつ

マーリンとして、舞台での存在感はスゴイものでしたね…!

長いナンバーも堂々とした声量で、圧倒的なパワーを見せつけてくれました。

途中の歌唱場面で、若翔さんにしては珍しくエネルギー切れのシーンがありましたが、

その後はしっかり元のエネルギッシュな若翔さんでした。

真白悠希

モーガン役を見事に演じきっていました。

とても研6とは思えない実力で、影のヒロインはモーガンといっても過言ではないでしょう。

普段は男役なので高音部の歌唱は大変だったかもしれませんが、

男役だからこそ出せる力強い女性像を見事に演じていました。

最後にモーガンとマーリンが二人で舞台中央で後方に歩いて行くところでは、

この二人の物語だったのか…?と思えるほどの存在感でした。

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悠真倫、大路りせ、泉堂成

専科からご出演の悠真倫さんのビジュアルには驚かせられました。

もはや宝塚を超越したような悪過ぎる見た目は、さすが悠真さん!

前作『カジノ・ロワイヤル』で新公初主演を務めた大路りせさんは、やはり目立っていました。

円卓の騎士役と悠真さんの息子役の2役をされていて、

息子役はそこそこに悪そうな見た目がワイルドでとてもカッコ良かったです。

泉堂成さんは短髪になっていて、凛々しく男っぽくて新鮮でした。

大路さんほどは目立つ役どころではありませんでしたが、やはり目を引く男役さんだなという印象です。

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悠真さんの部下で、長身でワイルドなカッコいい男役さんがいたのですが、

顔に描かれた個性的なメイクのせいで誰だか確認できませんでした…残念。

メンバーが半分の宙組でしたが、下級生にも魅力ある生徒さんがいっぱいで、

新生宙組も目が離せないと改めて感じさせられました!

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