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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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【感想】月組『月の燈影(ほかげ)』

大劇場の星組公演『1789』が公演中止となっている中、

月組の礼華はるさん主演のバウホール公演『月の燈影』もどうなるのかと心配でしたが、無事初日の幕が上がりました。

幸いにも2日目の公演を観劇できましたので、感想をお話ししたいと思います!

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目次

全体の感想

バウホールへ向かう花のみちはアジサイが満開で、綺麗だなと思いながら歩いていたのですが、

そのアジサイをそのまま持って来たのかと思うほど、舞台の後方にはアジサイがいっぱい!

本作の演出家、大野拓史先生がパンフレットでお話しされているとおり、

今後アジサイを見れば、今日観た『月の燈影』を必ず思い出すであろう感動の作品でした。

2002年の花組での初演は観ておらず、今回が初めての観劇でしたが、

正直なところ一幕はお話の展開がゆっくりで、ちょっと盛り上がりに欠けていたような…

一幕ラストは「えっ、これで終わり?」っていう印象だったんです。

ですが、二幕はテンポよくお話が進み、終盤にかけてはもう涙腺が崩壊。。

舞台全体から感じる雰囲気、江戸情緒あふれるセリフや音楽、

そしてアジサイから感じる湿潤な体感も相まって、本当に素晴らしい出来だったと思います。

幸蔵の最後の展開は少し予想外だったのですが、次郎吉のことを思い浮かべてなるほど…と、また涙が流れました。

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キャスト別の感想

礼華はる(幸蔵)

サスペンションライトの中で一人舞台に立つ姿は、やはり真ん中が似合う人。

落ち着いた声で口数少なめに話すところにこれまでの人生の辛苦を感じ、

大人の男のもの悲しさが出ていて素敵でした。

特に、淀屋辰五郎に刃を向けなければいけなかった場面の、やるせない心情の表現はお見事!

今回の役は寡黙な背中で語るタイプで、若い礼華さんにはまだ早いかな?とも思っていたのですが、

もう背中で語り出していますね…!

これから包容力や色気が段々と身についていくでしょうから、本当に期待大です。

優しい歌声もとても良かったです!

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彩海せら(次郎吉)

今回は幸蔵が主役でしたが、寡黙な幸蔵に対して彩海さん演じる次郎吉は

思いをそのまま口にする場面が多く、セリフは幸蔵よりも多い印象でした。

豊かな表情が目を引きますし、お芝居も歌も本当にお上手です。

礼華さんが主演でしたが、観劇前に思っていた以上に彩海さんのご活躍が印象的でした。

まさに華と勢いが両方揃っているというか。

でも礼華さんを食っているというわけではなく、あくまでタイプの違う二人の男役さんという感じなのですが、

これから月組内でますます目立っていくのだろうな、ということを強く感じさせられました。

そういえば前回の大劇場でのショー『Deep Sea』では礼華さんとの身長差が気になったのですが、

今回の和物のお芝居では礼華さんとの並びは自然で、身長差は全く気になりませんでした。

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天紫珠李(喜の字)

芸者姿が本当に美しく、佇まいにも儚げな様子がにじみ出ていました。

それでいて、芯の強さや弟を思いやる優しさ、次郎吉への思いなどもしっかり感じられて

とても魅力的な女性となっていました。

梨花ますみ(おゑん)

今回から月組の組長として出演の梨花ますみさん。

淀屋の女房として、多くの修羅場をくぐり抜けてきたところから出る人生を達観したような演技が

さすが梨花さんという感じでした。

夏美よう(淀屋辰五郎)

昨年の宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』のコマロフもそうでしたが、

「悪」のかかった役を演じられると本当に凄みがあります。

でもそこにはただの「悪」ではない人間的なものも感じさせ、その匙加減が今回もやはり見事でした。

悠真倫(丑右衛門)

二番組町火消ろ組の頭の役で、貫禄たっぷりで気っ風のいい頭としての佇まいでした。

幸蔵や次郎吉を思いやる優しさがありありと感じられて、

町火消の頭はこういう感じだろうな、という説得力がすごかったです。

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バウホール公演はいつも専科の方のお芝居が光ってるなと思うことが多いのですが、今回も専科の方々が大活躍でした。

まだまだ予断を許さない状況だと思いますので、出演者のみなさんが健やかに、

公演中止となることなく6月25日の千秋楽を迎えられることを心から願っています。

お付き合いありがとうございました。
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