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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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宝塚と社会規範について

雪組新トップコンビお披露目と、109期生の初舞台公演となる『Lilac(ライラック)の夢路』の初日、おめでとうございます!

美しいポスターに期待が高まっていますが、

来週観劇予定なので、感想は観劇後にお話ししたいと思います。

今日は、宝塚と社会規範についてお話しします。

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目次

『ミライの源氏物語』

本日(2023年4月22日)付の日経新聞の読書欄で紹介されていた山崎ナオコーラさん著の『ミライの源氏物語』。

本書は、現代の社会規範によって『源氏物語』を読み解く内容になっているそう。

『源氏物語』と言えば、雅やかな貴族社会の優雅な愛の物語というイメージですよね。

でも現代の社会規範を前提とすると、紫の上については子供の人権を傷つけるロリコンだし、

容姿の悪い末摘華をネタにするところは、ルッキズム(容姿差別)にあたるなど、

現代の社会規範で読むと、炎上間違いなしの内容が満載だとか。

確かにその通りだと思うのですが、あまりにも有名で典雅な愛の物語に

そのような疑問や違和感を感じたことは、今までありませんでした。

あまりにも遠い過去である平安時代のお話なので、自分の感覚を投影しにくいからでしょうか…?

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一方で以前にもお話ししたのですが、『バレンシアの熱い花』を観劇したときには、

現代の社会規範からは受け入れにくい違和感を感じたものです。

宝塚で現代ではない時代設定の作品を上演する場合に、

作品の設定されている時代の社会規範と、現代の社会規範をどう反映させるかは、結構難しい問題ですよね。

『源氏物語』のようにあまりにも遠い過去の話だと、当時はそんなものとか受け入れやすいかもしれませんが、近い過去だと意外に難しい気がします。

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喫煙シーンをどうとらえるか

先日まで大劇場で上演されていた『カジノ・ロワイヤル』では、

主役のジェームズ・ボンドの喫煙シーンが何度もあり、その他のキャストも喫煙していたりで、

「喫煙」がとても強く印象に残りました。

今ではタバコは「百害あって一利なし」ということを誰でも知っているので、

喫煙シーンは良くない的な感想も見かけました。

確かに健康に良くないタバコを安易に使わない方がいいという意見は、わからないではないですが…

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私は英国ドラマが好きでよく見るのですが、1960年代の設定のドラマでは、みんなタバコを吸っています。

今のように健康被害の実感がなく、コーヒーを飲むように吸い、妊婦でさえ吸っているのには驚きますが、

60年代を描くには、喫煙シーンは自然なことなのでしょう。

そのことを理解できていれば、喫煙シーンをカットする必要性はないと思います。

それに喫煙シーンは、男役芸の見せ場でもあります!

役の性格に応じたタバコの吸い方や、頬をすぼめて煙を吸う表情に観客は魅了されるのです。

そんな素敵な場面が、現代の社会規範に反するからといって削除されたら悲し過ぎます。。

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人によってとらえ方は様々でしょうが、あまりにも杓子定規的に選別されるのは違う気がします。

芸術と社会規範は相いれない部分があって当然で、

それをいかに違和感なく観客に感じさせるのかが、演出家の腕の見せ所なのでしょう。

お付き合いありがとうございました。
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