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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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期待でいっぱい!『海辺のストルーエンセ』

指田珠子先生演出のミュージカル・フォレルスケット『海辺のストルーエンセ』。

『龍の宮物語』『冬霞の巴里』と、独特な世界観で楽しませてくれた指田先生の次回作です。

さて今度は、どんな物語の世界へいざなってくださるのでしょうか。

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目次

フォレルスケットの意味

タイトルを見て、「フォレルスケット」や「ストルーエンセ」が何のことか分からなかった方も多いのでは…?

私もその一人です。公式HPの作品解説で、ストルーエンセは主人公の名前とすぐにわかりましたが、

「フォレルスケット」の意味は記載されていなかったので調べてみました。

「フォレルスケット」はデンマーク語で「誰かを好きになったときに感じるとても幸せな気持ち」や、

「語れないほど幸せな恋に落ちている」といった意味だそうです。

北欧の言葉には文化に根付いた独特の言葉があるそうで、日本語には直訳できる言葉がないとか。

デンマーク語は、居心地が良い空間や楽しい時間を意味する「ヒュッゲ」ぐらいしか知らなかったので、勉強になりました。

「フォレルスケット」、素敵な言葉ですね!

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絵が見えるタイトル

指田先生の前作、前々作でも感じたのですが、タイトル付けが本当に上手ですよね。

タイトルから絵が目の前に浮かび、その絵の中に引き込まれるような不思議な感覚になります。

『龍の宮物語』では日本独特の森やその森からつながる水辺の景色、緩やかな風で木の葉や水面が揺れているような…

『冬霞の巴里』では、吐く息も白い冷たい空気の中、灰色のパリの街並みが白く変わっていくような…

完全に私個人の感じたイメージなのですが。

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『海辺のストルーエンセ』では、海辺にたたずむ二つのストルーエンセの横顔が思い浮かびました。

一つは、凍るような冷たい空気と抜けるような青空の元、静かな海辺にたたずむストルーエンセ。

もう一つは、北欧独特の重く立ち込める灰色の雲の下、凍えるような強い風で荒れる海を見つめるストルーエンセ。

いずれも静謐な雰囲気を感じるのに、何か一波乱ありそうなイメージです。

さて、どんな物語が展開されるのでしょうか。

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指田先生の演出

『龍の宮物語』と『冬霞の巴里』で感じたのは、指田先生の演出は情緒的で観る者の感性に強く訴えかけてくるということです。

大げさな表現やアクションで訴えかけてくるのではなく、セリフのやり取りの一端から心に染み入ってくる感じ。

そして物語のその後はどうなったのか考えてしまうような…

余韻を感じさせる作風と言うにはまだ早すぎるかもしれませんが、

洗練された感性で心象風景を丁寧に描く演出をされることは確かです。

『海辺のストルーエンセ』の解説によると、ストルーエンセの野望の物語の中で、王妃との恋模様が描かれるようです。

語れないほど幸せな恋に落ちている「フォレルスケット」のタイトルのとおり、ロマンティックな場面があるはず。

幸せな恋の結末を見られたらいいなと思います!

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朝美絢さんの新たな魅力に期待

美しくカッコいい男役の朝美さんですが、『蒼穹の昴』では体当たりの演技で、新たな一面を見せてくれました。

『海辺のストルーエンセ』では素敵なドクター姿の朝美さんを見られることはもちろんですが、

野心と恋心のはざまで苦悩する、男役としての見せ所がたくさん楽しめそうで期待が膨らみます。

指田先生は、演者の魅力を最大限に引き出す手腕がおありです。

特に『龍の宮物語』では、眠っていた瀬央さんの魅力をふんだんに引き出してくれた印象で、

この作品以降、瀬央さんの人気や評価がググっと上がったように感じます。

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指田先生が朝美さんの魅力をどのように引き出してくださるか、本当に楽しみでしかありません。

個人的には、大人の魅力を全面に出した渋い朝美さんが見てみたいです。

チケットが取れることを願いつつ、ポスター画像を楽しみに待ちたいと思います!

お付き合いありがとうございました。
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