真風涼帆さんの退団公演『カジノ・ロワイヤル』の初日まで、あと一週間となりました。
いよいよ終わりの始まりか…と思うとさびしくて仕方がないのですが、
真風さんへの思いをテーマごとに、何回かに分けてお話ししたいと思います。
個人的な思いが強めですが、同じ思いの方が少しでもいてくだされば嬉しいです…!
極めたスーツの着こなし
3月1日に発売された、真風さんが表紙のananはもうご覧になりましたか?
表紙のさわやかな笑顔が本当に素敵なんですが、記事中の写真はさらに素敵でした!
レザーのコートやフォーマルな感じの黒いスーツを着て、雰囲気に合わせてカッコよくポーズをきめているのですが、
特に、全身を正面からとらえた決まりすぎているカットに注目です。
長身なので、ヒールの高くない靴でも全身バランスは理想的で、肩の力が抜けたさりげないカッコよさが極まっています…!
本当の男性でも、ここまで素敵に着こなす人はそうそういないでしょう。
どう着こなせばカッコよく素敵に見えるかを、ずっと考え体現してきたからこそできる着こなしであって、
普通に着てきた男性とはもう次元が違うのですよね。
そんなスーツ姿が素晴らしい真風さんですが、下級生の頃は今のスーツ姿とはだいぶ違っていました。
長身で脚の長さが際立つ感じは今と同じなのですが、今よりもっと細身でひょろっとした印象でした。
それが上級生になるにつれ徐々にひょろっとした感じがなくなり、しっかりしてきたというか。。
本物の男性でもそういうことってありますよね。
学校出たての新入社員がスーツに着られているようなのに対し、
社会経験を積んだ30歳くらいから、スーツ姿が身について似合ってくる…みたいな。
本物の男性は、自前の骨格に筋肉や脂肪がついてそうなるのでしょうが、
真風さんは、筋肉や脂肪もそう大きく変化していないと思われます。むしろ上級生になって責任が増えて痩せられたかもしれません。
それなのにスーツ姿がより素敵になったのは、適格な補正の工夫と、
ミリサイズにまでこだわったスーツのサイズ感の成せる業なのでしょう。
そして何より、男役として培ってきた身のこなしがあるからこそ、信じられないくらい素敵になるのですね!
どれも魅力的なスーツ姿
真風さんはこれまでいろいろなスーツ姿を見せてくれましたが、その着こなしは
正統派からくだけた感じ、至って普通なサラリーマン風まで様々。
そこで、それぞれの作品をいくつかご紹介したいと思います!
正統派
『The Lost Glory-美しき幻影-』(星組時代)
アメリカのお金持ちのおぼっちゃま感がいい具合に出ています。
この作品ではアルマーニが衣装としてスーツを提供していました。
宝塚のお衣装として作られたスーツではないので、リアルメンズ感が半端ないです!
『神々の土地』
貴族的な着こなしが、身のこなしと相まって本当に素敵でした。
細部にまで拘ったアクセサリー使いも見どころです。
『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
ロンドン駐在の外交官役なので、サヴィル・ロウで仕立てたスーツをいつも着ているような英国紳士風。
ポスターにもなっていた、三つ揃いのスーツにロングコートはまさに眼福ですよね…!
コートの持ち方まできちっとしていて隙がありません。
上着を脱いでビリヤードをする姿がカッコよすぎます!
くだけた感じ
『メランコリック・ジゴロ』
憎めない詐欺師なのですが、細身のスーツがスタイルの良さをさらに強調。
トランクに座って歌うときの脚は、長すぎて思わず二度見します。
『オーシャンズ11』
これも詐欺師なのですが、ちょっとゆったりめのスーツに大人の余裕が漂っていました。
この作品では特にがっちり補正をしているように感じたのですが、それが大人の余裕感につながっているような気がします。
至って普通なサラリーマン風
『オーシャンズ11』(星組時代)
真風さんは、正統派・くだけた感じのどちらにしてもおしゃれなスーツを着こなしている印象で、
普通の会社員が着るようなスーツは着ていないかと思ったのですが、一つありましたね。
星組時代の『オーシャンズ11』でライナスを演じたときに扮した、ラスベガス賭博協会から来た委員です!
まだ下級生でひょろっとしていたこともあって、本当に至って普通の会社員風。
眼鏡姿で「きゅうり野郎」なんて言われて、とても可愛かったです。
真風さんの素敵なスーツ姿、話し出したらきりがないですね。。
今度のジェームズ・ボンドは、まさにスーツ姿の集大成にもふさわしいお役。
その姿を本当に心から楽しみにしています!
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