全く心構えがないところに、和希そらさんの退団発表がありました。
衝撃が大き過ぎます…！
先日の『双曲線上のカルテ』主演でまた新たな一面を見せてくれて、
どんどん進化していく今後の和希さんに、期待が大きく膨らんでいたところだったのに…
みんな大好き 和希そら
宙組を観たときも、雪組を観たときも、一緒に観劇した友人たちが口を揃えて必ず言うのは
「あの子、いいわね〜！」
それが和希さんです。
宝塚にあまり詳しくない友人も、自分の贔屓がいる友人も、みんな声を揃えて言うのです。
人気のある人ほど、それに相応してアンチがいるのが当たり前の世界ですが、
和希さんに関しては「あの人は苦手」というような言葉を私は聞いたことがありません。
特に宙組時代はカラッとした陽のイメージで、
みんなの弟的なキャラクターとして、宙組の上級生たちにも可愛がられていた印象でした。
桜木みなとさんとMCを務めていた「スカイ・ステージ・トークDream Time」では、
飾らない人柄が垣間見れてステージとは違う一面を感じ、より好感度がアップしました。
雪組に組替え後はシリアスな役どころが多くなってきて、
宙組時代の陽なイメージだけではない、新たな一面がさらに追加され、
これからが本当に楽しみと思っていたところでした…
三拍子揃った実力
みんなが知っている和希さんの実力。
歌、ダンス、お芝居、どれを取っても申し分ない実力で、
特にキレキレのダンスには、いつも目が釘付けになってしまいます。
昨年、宙組で上演された『HiGH&LOW』は、下級生に至るまで男役さんたちの見せ場が多い作品でしたが、
もしここに和希さんがいたら、きっと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたに違いないのに…と何度思ったことか。
和希さんが演じた役の中で一番印象的だったのは、やはり宙組公演『アナスタシア』のリリーでしょう。
三拍子揃った実力が発揮され、センターで歌いながら踊る場面での求心力はスゴイものでした。
印象的な役の一番に女役が出てくるのは、宝塚の男役的にはどうなのか…とも思いますが、
礼真琴さんがトップになる前に、一番好きで印象的だった役は、こちらも女役『ガイズ＆ドールズ』のアデレイドでしたので、
和希さんも、きっと礼さんのような道を歩まれるのだろうと信じていたのです。
和希そらへの思い
和希さんの組替えは、かつて宙組から組替え後に雪組トップスターになった早霧せいなさんを思い起こさせました。
組替え時の構想では、おそらく早霧さんのようであったのではないかと思います。
雪組には和希さんより１期上の男役、朝美絢さんがいますが、その時点では、
将来的に朝美さんが月組に戻ってトップになり、
和希さんが雪組の２番手になるはずだったのではないでしょうか。
コロナで人事進行が遅れ気味になったことや、予想以上の鳳月杏さんの人気上昇などで、
朝美さんが月組に戻る案がなくなり、それが和希さんの決断に至ったのではないかと…
勝手な憶測と妄想ですが。
本当のところはわかりませんが、和希さんの実力なら
今すぐ外部のミュージカルに出演したとしても、素敵な舞台を見せてくれるに違いありません。
外部のステージに立つことを考えれば、年齢がより若い方が活躍の場が広がります。
このタイミングでの和希さんの決断を尊重して、
これからも、そして退団された後も応援し続けていきたいと思います。
…とここまできて、今後も舞台活動をされることが当然の発想しか出てこないところに、
改めて和希さんの実力を思い知らされました。
本当にそうなるのであれば、今後は外部のミュージカル鑑賞の機会が増えていきそうです！
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