花組バウホール公演『舞姫』の画像が公開されましたね。
聖乃あすかさんの麗しくロイヤル感漂う白軍服姿は、まさに王子様そのもの!
ただ本音を言うと、その姿に少し物足りなさも感じてしまいました。
今回の画像から感じたことを、今日はお話ししたいと思います。
美しい男役・聖乃あすか
以前から聖乃さんは美しい男役さんだと思っていました。
聖乃さんに感じるその美しさは、男役の美しさというよりも女性的な美しさ。
以前にも書いたことがありますが、雑誌「美しいキモノ」の表紙になっている聖乃さんがいつも思い浮かびます。
2019年に聖乃さんが演じた『花より男子』の花沢類は、とても繊細で綺麗という印象でした。
あまり感情を出さないマイペースな花沢類という役柄のせいもあるかもしれませんが、
もう少し男役としての力強さやシャープさがあれば、もっと素敵だろうな…と。
完全に個人的な好みの話で本当に恐縮なのですが、私はどちらかというと、
男らしく包容力にあふれたタイプの男役さんが好みなので。。
ところが、2022年のショー『Fashionable Empire』でずいぶん印象が変わったんです!
メイクがこれまでよりかなり力強い感じになっていたのですが、眉の描き方が大きく変わったせいでしょうか?
続く『フィレンツェに燃える』でも凛々しさが増していて、ちょっと驚きました。
『花より男子』の頃に足りないと感じていたシャープさも感じられるようになってきていたところで、
今回『舞姫』での麗しい白軍服姿が公開されました。
白軍服が似合うのはスターの証だけど…
白軍服は軍服の中でも特別だと思います。
白は他の色に比べて格調高さを感じるせいか、白軍服を着る生徒さんにもそれ相当の資質が必要です。
完璧に整えられたリーゼントに、そのリーゼントが似合う顔立ち。
もちろん背が高く、美しい立ち姿でなければいけませんし、気品と優雅さも必要です。
いろいろな条件を揃えてこそ成立する、宝塚ならではの美しい男役の白軍服姿。
白軍服を着こなせてこそ男役スターの証だと思います。
そんな白軍服を見事に着こなした聖乃さん。
初めにも述べましたが、麗しくロイヤル感漂う白軍服姿は王子様そのもの。
これこそまさにスターの証!と思った一方…
以前に感じていた女性的な美しさが、隠しきれず滲み出ているように感じてしまいました。
メイクのせいなんでしょうか…?
スカイステージなど舞台以外での聖乃さんのメイクが、
あまり男役らしくなく女性的だな…とこれまで何度も思ったことがあるのですが、
こういう画像はメイクさんが担当されているはず?なので、違う理由なんでしょうかね。。
美人すぎるのも、男役にとっては女性らしさが出てしまうことに繋がりかねないですね。
十分過ぎるほどに麗しいので、余計に男らしさが足りないと思ってしまったのかもしれません。
舞台上の姿に期待
こんな感じで画像ではちょっと物足りない…なんて思ってしまったのですが、
舞台上の姿を観たら、180度意見が変わりそうな気がしています…!
『フィレンツェに燃える』で感じた凛々しさがあふれ出てくることでしょう。
「男役10年」という言葉がありますが、その言葉どおり10年目の今年、着実に進化されてくるはずです。
バウホール公演なのでチケットを取るのは相当難しそうですが、
あきらめず争奪戦に参戦したいと思います!
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