【感想】配信『1789』大千秋楽

星組『1789』が昨日、無事に大千秋楽を迎えました。

8月15日のマチネ公演一幕終了後、休演が発表されたトップスターの礼真琴さんは

24日の公演から舞台に復帰され、大千秋楽まで無事に舞台を務め上げられました。

礼さんが舞台中央で大千秋楽のご挨拶をすることができて、本当に良かったです！

礼さんの姿に様々な気持ちが押し寄せる

礼さんが突然休演というニュースには、本当に驚きました。

『1789』後の博多座公演の期間を休養にあてることが既に発表されていたせいか、

様々な憶測が耳に入ってきましたが、それでも礼さんは24日から舞台に復帰されたので、

安心半分、心配半分で千秋楽の配信を視聴しました。

全体を通しての礼さんの印象は、完全回復というまでには至っていないようで、

以前に感じていたようなエネルギッシュさはやや影を潜めているようでした。

下級生の頃から礼さんを見ているのですが、たぶん今までの礼さんの中で一番瘦せていたように思います。。

でも表情は元気で溌剌としていた印象ですし、歌声もしっかりしていました。

どれだけ体調が優れなくてもパフォーマンスのクオリティーは絶対に維持する！

という礼さんの強い決意が全編を通してひしひしと感じられて、

心配や尊敬や感動や…もう話の筋を追うのを忘れてしまうほど、様々な感情が押し寄せてきました…。

最後のご挨拶で礼さんは、舞台に穴をあけてしまったことを詫び、舞台に出られなかった悔しさを語られ、

休演中にもかかわらず観劇してくださったお客様と、

代役公演で配役の変更を余儀なくされた星組生たちに対する感謝の気持ちを話されていました。

これまでの報道や発表などを考えるとやはり、ご本人が語ることができて本当によかったな…と思います。

　　

最後に幕前に一人で出て来られた際には、

「私はこれまで、ポリープができたことはございません」ときっぱり！

文春の記事やネット上の噂にすぎない憶測が、次第に本当のように伝えられて

私も本当にそうなのかも…？と思ってしまったことを心から反省しました。。

ご自分の体調についてはそれ以上お話しされませんでしたが、

改めて、確かでない情報に惑わされないよう、礼さんの体調がベストになる日を信じて待ちたいと思います！

星組生たちの力強さ

配信開始直後からフィナーレの最後まで、星組生たちのエネルギーの大きさがすごかったですね…！

礼さんの休演中も、何としても公演の質を落としてはいけないという個々の生徒たちの気持ちが、

大きなエネルギーの塊となってうねっているようで。

礼さんの代役を務めた暁千星さん、天華えまさん、極美慎さんの３人が並んで映った場面があったのですが、

このメンバーでこれからの星組を担っていく！と強く感じさせる瞬間でした。

舞空瞳さんや有紗瞳さん、礼さんと同期の瀬央ゆりあさんや専科の輝月ゆうまさんなどはもちろん、

舞台の一番端にいる下級生に至るまで、それぞれの熱いエネルギーが画面越しでも十分に伝わってきました。

今回の試練と言ってもいい出来事は、星組生たちの技術水準を随分とアップさせた気がします。

エネルギッシュなインド映画が原作の次回大劇場公演『RRR』は、

星組全体のパワフルさ全開で素晴らしい作品に仕上げてくれそうですね。

　　

次の星組公演は、早くもあと１か月ほどで

博多座公演『ME AND MY GIRL』とバウホール公演『My Last Joke』が始まります。

花組から専科に異動された水美舞斗さんと、今回の代役でさらに成長されたであろう暁さんの役替わりや、

天飛華音さんのバウホール初主演で、いつものことですが見どころが満載ですね。

配信を楽しみに待ちたいと思います！