最近観劇した中で、個人的に気になる若手の男役さん3人をご紹介したいと思います。
舞台上でつい目がいって、どの場面にいるかつい探してしまう…そんな方々。
もうとっくに知ってるよ!ってご意見もありそうですが、その場合はそうだよねって一緒に思ってくだされば嬉しいです。
侑輝大弥さん(花組・102期)
先日観劇した花組全国ツアー公演『フィレンツェに燃える』でロベルト役を演じていた102期の侑輝大弥さん。
身長は173㎝だそうで、花組の男役さんたちの中では背が高い!という印象です。
それに相まって華やかなお顔立ちなので、暗い酒場の場面でも目を引きました。
話す声も少し低めでいい感じです。
ショー『Fashionable Empire』でもすらっとしたスタイルは目立っていて、ドレス姿の女役で踊っていらっしゃったのもインパクトがありました。
観劇後、パンフレットでお名前とプロフィール写真を確認したのですが、その写真よりも舞台姿の方が何倍も素敵でした!
『巡礼の年』で新人公演最終学年にして初めて主演を射止めたのをご存じの方も多いと思います。
今さらですが、その新人公演を観劇できなかったのが残念で仕方ありません。
花組では1期下で103期の希波らいとさんが推されているようですが、侑輝さんもさらに目立ってくること間違いなしかと。
次回の大劇場公演『うたかたの恋』ではどんな姿を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。
天飛華音さん(星組・102期)
星組102期の天飛華音さんは、お名前もよく聞いていましたし、『GOD OF STARS-食聖-』や『柳生忍法帖』では新人公演で主演をされていたので、
星組期待の男役さんであることは認識していました。
ただ残念なことに、その新人公演をどちらも観劇できていないので、
私の中では『霧深きエルベのほとり』の新人公演で演じていたトビアスの印象が強く残ったまま、
男っぽい骨太な男役さんだとずっと思い込んでいました。
…そんなふうに思い込んでいたことを、天飛さんにお詫びしたいです。。
バウホール公演『ベアタ・ベアトリクス』で、いい意味で天飛さんに裏切られました。
繊細な感情を表す演技が本当にお上手で、ロングヘアーのカツラもとってもお似合いで素敵な男役さんになっていました。
星組の視線泥棒と言えば極美慎さんが思い浮かびますが、その極美さんと並んでも負けていません!
エレガントさも身にまとい、押し出しもしっかり出てきて、本当に今後が楽しみな男役さんです。
もうすぐ大劇場で始まる星組公演『ディミトリ』でも3回目となる新人公演の主役に決まり、ますます活躍が期待されます。
泉堂成さん(宙組・105期)
まだ研4ですが、立っているだけなのに不思議と目がそちらに向いてしまう。
身長170㎝で宙組の中では決して大きい方ではないのに、なぜか追いかけてしまう。。
今までについてきたお役のせいかとも思いました。
今回のハイローでは留依蒔世さんにしなだれかかる美少年メイナンツー、『ホテル スヴィッツラ ハウス』ではゲイのバレエダンサーのジョルジュ、
ショー『デリシュー』でも妖しげな美少年と、男役の色気を感じさせるお役が続いていました。
でも今回のハイロー新人公演で、はっきりわかったんです。
それはお役から来るのではなくて、泉堂さん自身の魅力だと!
ハイロー新人公演で泉堂さんは、本当に男らしい男、達磨一家の日向紀久を演じました。
本役の瑠風さんのお衣装は泉堂さんには少し大きめでしたが、その大きさがかえってワルの凄みを出しているというか…
一見ただのガラの悪いチンピラ風なのに、引き付けられる魅力を感じる。
これが男役の色気っていうものなんですね。。
男役の色気って、いろいろなお役を経験して男役10年ごろにやっと出てくるものだと思っていましたが、泉堂さんはまだ研4です。
末恐ろしいというか…楽しみと期待でいっぱいです!
宙組では同じく105期の大路りせさんとコンビ売りのような扱いがよく見られますが、
路線過多ともいえる宙組で、今後どのように上げられていくのか目が離せません。
若手が路線として活躍していくには、新人公演の主演を務めるのが必須となっています。
すでに主演されている侑輝さんと天飛さんに続いて、お二人より2期下の泉堂さんが新人公演で初主演されるのも、そう遠くはないでしょう。
次回の宙組大劇場公演『カジノ・ロワイヤル』は真風さんの退団公演となり、
新人公演は亜音有星さんが主演をされる可能性が高そうですが、
その次あたりでの抜擢を期待したいです!
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