大劇場周辺はひっそりとしていて、時が止まったような状況が続いています。
ですが先日、雪組の公演情報が一度に発表になり、
このような状況でも時は一気に進むことを実感させられました。
発表された雪組公演
『ALL BY MYSELF』
彩風咲奈さんのリサイタルで、野口幸作先生の作・演出によるストーリー仕立ての作品。
作品説明には「彩風さんの名場面を中心に構成」「回顧録」「彼の一代記」「ALL BY MYSELF」
そして「まもなく長い旅に出かける」…!
匂わせワードが次々に出てきて「覚悟しておいてください」と言われているようです。
『仮面のロマネスク』『Gato Bonito!!』
主演は朝美絢さん、ヒロインは夢白あやさんの全国ツアー公演。
よくある次期トップ予定の2番手が主演する全国ツアーですね。
夢白さんがこちらに出演ということは、添い遂げではないということなのでしょう。
トップスターのリサイタルに、2番手主演の全国ツアー公演。
組体制の変化が思っていたよりもずっと早く訪れそうで、気持ちがついていけません。
『39 Steps』
専科の凪七瑠海さんが主演のバウホール公演。
田淵大輔先生が脚本・演出を担当され、
ジョン・バカン著のサスペンス小説「三十九階段」を宝塚版として新たにミュージカル化とのこと。
主演に重要な脇役にと大忙しな凪七さんですが、
凪七さんの最後の思い出作り公演?
あるいは凪七先生による雪組下級生の学習の場…?
『Vie.』
次回作での退団が発表されている、和希そらさんのディナーショー。
こちらも野口幸作先生の構成・演出ということで、野口先生は大忙しですね。
宝塚ホテルで1回限り、しかもクリスマスイブの夜!
特別な思い出になりそうですが、1回だけなんて少な過ぎですよね。。
日程追加されることを期待しています。
和希さんの退団公演となる雪組公演も大劇場での一部休演が発表されていて、
和希さんの舞台姿を観られる機会が減ってしまっているため、何か救済策はないかと思ってしまいます。
「歌劇」の宙組が切な過ぎる
美しい月城かなとさんが表紙の「歌劇」11月号ですが、
たった3回しか公演されなかった宙組大劇場公演『PAGAD』『Sky Fantasy!』の公演写真が
まるで通常どおり公演が続いているかのように掲載されています。
舞台で活躍する宙組生たちの表情が活気に満ちて元気いっぱいなだけに、
何とも言えずつらい気持ちになってしまいました…。
ページを進めると「絵と文」にも「組レポ」にも宙組の掲載はなく、宝塚には4組しかないような印象です。
状況を考えれば記事を掲載する難しさは十分理解できるのですが、
何事もないかのように花、月、雪、星の4組でおしまいというのは、さすがにひどい気がして、
どこかにお断りの説明がないか丁寧に隅々まで探してやっと見つけました。
目次ページの一番下に、小さな文字で
「宝塚大劇場公演の休演期間が長期にわたるため、一部記事の内容を変更してお届けしております。」
との説明がありました。。
なんと事務的!もっと他に書きようがなかったのか?という思いと、
こういう書き方しかできないのは仕方ない…という思いが交錯して、
切ない気持ちでいっぱいになってしまいました。。
先日行われた元宙組トップスター朝夏まなとさんのコンサート『MANA-TRIP』に出演された、
元宙組の風馬翔さんがインスタで宙組への思いを語っておられました。
切ない気持ちがさらに大きくなってしまいましたが、とても心に残る言葉でしたので、よかったらチェックしてみてください。
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