宝塚大劇場で5月17日から上演が予定されている宙組。
未だに具体的な公演案内もなく、どうなるのかと気になっていたところ、
劇団が一部のパワハラを認めるものの、ご遺族側とは見解の違いがある部分もあり、
今後さらに協議を続けていくとの報道がありました。
落としどころを模索
芸事の厳しい世界で、指導とパワハラの差をどこで線引きするのか…
もしパワハラと認めてしまえば、これまで行われてきた厳しい稽古や指導などが
パワハラと判断される危険性があり、劇団としては簡単には認められないのでは?と思っていました。
ところが一転、ここへ来て一部のパワハラを認めると…
さらに宝塚歌劇団を運営する阪急電鉄の親会社、阪急阪神ホールディングスの角和夫会長が
管理責任を認めてご遺族に謝罪をする意向を示しているとか。
パワハラも部分的には認めるし、最高責任者自らがお詫びをするのだから、
ご遺族側にはこの辺りでご納得していただけないかと、落としどころを模索しているように見えます。
パワハラを認めたその先は
たとえ一部とは言えパワハラを認めてしまったならば、やはりその責任を取らないと世間は納得しないでしょう。
具体的に週刊誌に名前が挙げられたトップスターの芹香斗亜さんや組長の松風輝さんは、
その矢面に立たされ、責任を取って職を退くという形になるのではと懸念しています。
今まで公にされてきたことは、ほぼご遺族側からの情報で、
その情報を基に多くの人たちが宙組を糾弾しています。
劇団側は、一日でも早く通常の運営に戻すためにパワハラの一部を認め、
芹香さんと松風さんの引責辞任で幕を引こうとする方向に舵を切ったのではないでしょうか。
人気に支えられて成り立つ商売なので、一度ついてしまった悪いイメージを挽回するよりも
さっさと払拭して新しいイメージを作り上げたいと劇団が考えても不思議ではありません。
長年応援してきた芹香さんファンの気持ちを鑑みて、
次回作は当初の予定どおり公演が行われるのでは?と見ていますが、
その先を続けるのは本当に難しそうです。。
今回の方向転換は、次回の宙組公演の情報を発表する前段階であると思われてなりません。
これまでも労働基準監督署から複数回の是正勧告を受けていた宝塚歌劇団では、
どの組でも同じことが起こる可能性はあったと思います。
宙組を解体すべきという意見もネット上では見受けられますが、
宙組の個々の生徒たちも、他組の生徒たちと同じように努力している生徒たちなので、
温かく見守って今後も応援していきたいと思います。
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