宝塚歌劇110周年の幕開けとなる、星組のお正月公演の演目が発表になりましたね。
大ヒットとなっているインド映画『RRR』が原作の『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』とのこと。
インドの俳優さんが踊っているイメージしかなく、イマイチよく分からないので、
今日は改めて礼真琴さんに演じてほしい役について考えてみました!
男役のバリエーションの多さ
演じてほしい役を考える前に、まずこれまでの印象的だった役を振り返ってみたいと思います。
下級生時代の『めぐり会いは再び2nd~Star Bride~』のルーチェ、
『The Lost Glory』のパット・ボローニャなど、以前は可愛いイメージも強かったですよね。
2017年の『オーム・シャンティ・オーム』のムケーシュや『THE SCARLET PIMPERNEL』のショーブランの頃からは
可愛らしさを封印したような男っぽい役を演じられるようになり、
男役として演技の幅を広げているのだなと、強く感じたものです。
その後はコミカルな役や男っぽい役など、いろいろ挑戦されていたのですが、
衝撃的だったのは、2019年の『霧深きエルベのほとり』のフロリアン・ザイデルと
同じく2019年の『アルジェの男』のジュリアン・クレール。
フロリアンは宝塚正統派の男役で、佇まいはあくまでも上流階級。
報われない想いを繊細に表現しなければいけない難しい役でした。
一方のジュリアンは、見た目ワルな印象から始まるのですが、
最終的には圧倒的な歌声がいつまでも心に残る感動的なものでした。
全くタイプの違う役を完璧に演じきっていて、
礼さんの引き出しには、もう全方位のタイプの男役が揃ったのだな…!と確信しました。
トップ就任後の配役
勝手な憶測ですが、礼さんは本当に実力が群を抜いているので、
何でも礼真琴に任せれば大丈夫!と劇団は思っているのではないか…と思われるふしがあります。
フレンチ・ロック・ミュージカルを礼さんに任せるのは納得なのですが、
特に『柳生忍法帖』は、何故これを礼さんに演じさせようと思ったのか、観劇中ずっと疑問でした。
演出を担当された大野拓史先生が何かのインタビューで、躍動感があり精悍な役をさせたかった…ようなことをおっしゃっていた気がしますが、
あれでよかったんでしょうか…?少なくともトップスターがずっと眼帯姿なのは残念でした。
もちろん礼さんの実力で一定のクオリティーは確保していて、殺陣などは見事でカッコよかったのですが。
そして、次回のお正月公演『RRR × TAKA”R”AZUKA ~√Bheem~』。
もうタイトルが凝り過ぎと感じるのは私だけじゃないはずです。わかりにくい…!
原作の映画はアミューズメントてんこ盛りといった感じのようで、
礼さんをはじめとする星組生たちが激しく歌って踊るのだろうと想像されますが、
素晴らしいフレンチ・ロック・ミュージカル系になるのか…
『柳生忍法帖』系にならないことだけを祈ります。
礼真琴に演じてほしい役
魅力的な女役
男役としての経験を積まれ、引き出しも増え、今ではあんなに素敵な男役トップスターになられているので、
女役を演じてほしいというのは失礼かもしれないのですが。。
これまでに演じられていた女役は、本当にとにかく美しく魅力的だったので、ぜひまた演じてほしいと思っています!
特に2015年の『ガイズ&ドールズ』のアデレイドは、今でも礼さんの好きな役ベスト3に入るくらい素晴らしいものでした。
その他にも全国ツアー公演の『風と共に去りぬ』のスカーレットや、台湾公演『怪盗楚留香外伝』の石繍雲などで女役を演じているので、
未見の方はぜひ観てみることをおすすめします!
トップスターとなり、もう女役を見ることはできないと思うのですが、
今年から復活が決まったタカスペで、各組のトップスターが
本気の女役(パロディじゃなくて)を披露するコーナーなんかがあったら面白そう…と妄想しています。
トム・クルーズのような役
男役トップスターとして演じてほしい役は、一言で言うとトム・クルーズのような役です!
完全なイメージで申し訳ないのですが、礼さんとトムのイメージがすごく似ているんです。永遠の青年のような。
抱く志や、野望、恋心、苦悩するとしても若さから来る瑞々しさを感じさせる役が見てみたい!
志・恋・友情が揃った『トップガン』とか良くないですか??
何かに青春をかけて打ち込んでいる中で、恋模様も展開する感じが似合いそうです。
青春をかけて打ち込んでいるものは、礼さんのお父さん繋がりでサッカーとか、
ツナギの衣装がすごく似合いそうなレーサーとかがいいのではないでしょうか…!
妄想にお付き合いくださり誠にありがとうございました。
来年でトップ5年目。そろそろカウントダウンが始まっているのかもしれませんが、
こんな礼さんが観たかった!と思える作品を楽しみに待ちたいと思います。
コメント