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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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ご遺族代理人弁護士の会見を拝見して

お亡くなりになった宙組娘役さんのご遺族代理人弁護士が行った記者会見を拝見しました。

これまでは不確かな週刊誌報道に踊らされていたようなところもありましたが、

会見によって真実が見えてきて、事態が新たな段階に入った印象を受けました。

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目次

過重労働とパワハラ

代理人が読み上げたご遺族のお気持ちの内容から、週刊誌に書かれていた内容がほぼ事実であることがわかりました。

新人公演にまつわる過重労働と、上級生からのパワハラが

彼女の心身を追い詰めたということがはっきりと語られたのです。

ご遺族の方がここまで毅然とした対応を取られ、

労働問題の超スペシャリストである弁護士を代理人として、調査結果の発表に先立ち記者会見まで開かれたことを考えると、

劇団との交渉は決裂しているのだと思われます。

劇団はこの1か月間、本当に何を最優先に対策を取っていたのか…

ご遺族に対して心から誠意ある対応が、全くできていなかったのですね。。

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発言の重み

新人公演のお稽古は労働時間として捉えた場合、長時間労働になることは確かです。

大変なんだろうな…と昔から思っていましたが、ある意味あたりまえというか、長い間ずっと行われてきたことで、

おそらくお稽古をする生徒さんたちも、長時間労働させられているという実感がなかった方も多かったのではないでしょうか。

以前、「できないからお稽古するのはあたりまえ」とおっしゃっていた生徒さんがいましたが、

今となってはその発言にいろんな重みを感じてしまいます。

労働と言うよりは芸道。

その線引きの難しさを感じます。

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今回もう一つ発言の重みを感じたことは、上級生によるパワハラについて明言があったことです。

宙組ファンの私には本当に大きなショックでした。週刊誌の報道とは重みが全然違います。

これまでは厳しい言葉でも、聞く側の気持ちによっては励みになることもあるので、

文字だけの印象では何とも言えないかもな…と思う部分がありました。

ですが今回、厳しい言葉の数々に対するお亡くなりになった方のお気持ちがわかり…

彼女や彼女のご遺族のお気持ちを思うと本当につらいです。

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宙組に対する思い

生徒さんがお亡くなりになったことは、例えようもないほど悲しくつらいことですが、

それでも心の一部で、新トップお披露目公演がこんなことになってしまい、

新トップや宙組に対してお気の毒だな…という思いが正直ありました。

でも今回の会見で、ここまではっきり真実を語られると、その気持ちは消えてしまいました。

パワハラの事実が見えてしまったトップから、夢や幸福感を得るのは難しいです。

東京公演では心機一転頑張ってほしいとも思っていましたが、

そんな思いが砕けてしまうほどに今回の記者会見の衝撃は大き過ぎました。

宙組は退団希望者が続出しているという報道もありますが、

亡くなった生徒さんが守ろうとした、宙組同期や下級生たちの活躍の場が確保されるよう願います。

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パワハラを行ったとされる上級生については、責任を認めて謝罪することが求められています。

上級生は、長い間宝塚で行われてきて、自分も受けてきた指導の一環として行っていたのではないでしょうか。

それに、宙組の人数が少な過ぎる特殊な環境も今回の一因としてあったと思うので、

彼女たちの今後を思うと複雑な気持ちです。

明るみになっていないだけで、昔からずっと、宙組だけでなく宝塚全体でパワハラまがいのことは行われていたんだと思います。

でも命が失われる原因になった以上、彼女たちも責任を認めて謝罪しなくてはならないでしょう。

謝罪や該当する上級生への対処をどのような形で行うのか、難しいところだと思います。

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今後の宝塚歌劇団に対して

劇団はこれまで、週刊誌報道やSNSでの生徒への誹謗中傷は許せないというスタンスで、

生徒たちのパワハラはないという方向性を貫いていました。

けれど今回の記者会見では、上級生によるパワハラが明らかに。やはりの隠蔽だったのですね。

長時間労働を当たり前のように見過ごしてきたこと、パワハラを生んでしまう上下関係の在り方、

見えにくいですが、スタッフの方たちの過重労働、何事も事なかれ主義でやり過ごす劇団の在り方、そして隠蔽体質…

劇団は多様な問題を抱えていることが露呈し、

110周年を浮かれて祝っている場合ではありませんね…。

劇団経営は阪急の天下りの人たちで回している印象が否めないのですが、

もっと経営について能力のある外部の人たちを積極的に活用して、

なんとか瀕死の劇団を良い形で復活させてほしいと願わずにはいられません。

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外部弁護士の調査チームによる調査報告書を受領したとのお知らせが昨夜、劇団よりありました。

調査結果は今後の改革の方針とあわせて近日中にお知らせするとのことでしたが、

何よりも優先して、ご遺族の方々への誠意ある対応を尽くしていただきたいです。

お付き合いありがとうございました。
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