専科の水美舞斗さんと瀬央ゆりあさんの外部出演となる
『HiGH&LOW THE戦国』の公演が始まりましたね！
スカステのニュースで見たゲネプロと記者会見の感想をお話ししたいと思います。
際立つ男役のカッコよさ
先日のブログで古川雄大さん主演の『LUPIN』を観て感じた
リアルな男性と宝塚の男役の違いについてお話ししたのですが、今回はそのときとは全く違う印象でした。
水美さんと瀬央さんは、リアルな男性に混じっていても全く女性感がないのです！
時代物に現代感覚を吹き込んだような有村先生のお衣装が
上手い具合に女性の華奢さを隠していたこともあり、周りの男性との体格差を全然感じませんでした。
宝塚の男役の中では、フェアリー系というより「漢」タイプなお二人。
周りの男性たちへの溶け込み様はお見事で、
でも宝塚的な美しさは隠し切れず、とにかく本当にカッコいい…！
映像を少し見ただけですが、専科に行ってよかったね…と心から思ってしまいました。
殺陣の場面では動きが本当にシャープで、戦う姿はもう男性と互角。
それでいてダンスの場面では、しっかり基礎ができた男役らしい動きが宝塚ならではの美しさ。
周りにリアルな男性がいることで、そのカッコよさがより際立つことがよく分かりました！
男役で外部出演した意味
今回、男役として外部の舞台に出演された水美さんと瀬央さん。
外部のリアルな現代劇は、衣装やヘアメイクで男性を作り込むことは難しそうですが、
時代物は難なく溶け込めることが分かりましたね。
外部出演となれば、スケジュール的に専科からの出演が多くなりそうですが、
今回のような成功例が増えていけば、宝塚OGにもそのような機会が回ってくるかもしれません。
そうなれば、卒業後も男役のスキルが活かせますし、ファンとしても嬉しいですね。
そんな将来を見据えての劇団の方針なのか、それとも単に
一昨年成功したLDHコラボの二匹目のドジョウを狙っただけなのか。。
男役の魅力は宝塚の舞台以外では見られないと思っていましたが、
宝塚以外の場所でも、生徒や元生徒が培ってきた男役としての魅力を発揮できるよう
劇団が環境を整えようとしていると信じたいです。
記者会見で瀬央さんの隣に立たれていた藤原樹さんは
瀬央さんと身長もそう変わらず、とても美しい顔立ちで、
「瀬央さんの隣の方は何組の男役さん？」と聞いてしまいそうな雰囲気を持たれている方でした。
これからの舞台は男女の区別なく、その役柄にふさわしい人が選ばれていくようになるかもしれませんね。
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