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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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真風さんの退団発表を聞いて

真風涼帆さんが次回大劇場公演『カジノ・ロワイヤル』で退団されると発表がありました。

『Capricciosa!!』での演出、来年のカレンダー掲載月や公演予定などから退団が近いことは覚悟していたつもりでしたが、やはり現実となると淋しくてたまりません。

私は真風さんの大ファンなので、今日のブログはお見苦しいところもあるかと思いますが、よかったらお付き合いくださいませ。

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私は長いブランクを経て2011年から再び観劇するようになったのですが、そのときに観た『ノバ・ボサ・ノバ』でのオーロ役の真風さんが忘れられません。

派手なボーダーのシャツとチェックの裾広がりパンツ、その上にオレンジの半袖ジャケット。

絶対NGコーデの代表のような衣装なのに、スタイルの良さは隠せない、目を引く生徒さんだと思いました。

『ノバ・ボサ・ノバ』と同時上演されていたのが『めぐり会いは再び』で、その中で真風さんは劇作家のエルモクラート。

一緒に観劇していた宝塚超初心者の夫が「エルモクラートを演じてる子は絶対トップスターになる!」と言うではありませんか。

それ以来、夫と私は各組のトップスターの名前を覚える前に真風さんの名前を覚え、宝塚観劇を楽しむようになりました。

その頃はまだ下級生らしい可愛い感じもあった真風さんを、私たちは娘の成長を楽しむような気分で観ていたような気がします。

星組にいらした頃には強烈な個性の柚希さんや紅さんの下で可愛い三男坊という感じだったのですが、

宙組に組替え後はどんどん素敵な男役さんに成長され、もう娘を観るような気分ではなく、

いつもその色気ある美しい姿や、大人の男が持つ包容力、優しく温かみのある声に魅了され続けています。

夫との観劇は『神々の土地』が最後でしたが、真風さんを通して楽しい思い出をたくさん残すことができました。

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夫を亡くしてからは全てに気力を失いがちだったのですが、次の真風さんの公演まではもう少しだけ頑張ってみようという思いでここまでこれました。

華やかな舞台や音楽は生きるエネルギーを与えてくれます。

よく真風さんが終演後のご挨拶で「明日への活力となるような舞台をお届けしたい」とおっしゃいますが、

そのお言葉どおり、私は真風さんの舞台からたくさんの活力をもらって、少しずつ前に歩き出せたようです。

真風さんの舞台を観に東京や九州へも行ってみようと、かつての私では考えられないような行動力まで芽生えました!

真風さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

きっと私のような思いの方がたくさん、たくさんいらっしゃると思います。

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退団は淋しいことですが、これまで真風さんは本当にいろいろなお役で私たちを楽しませてくれました。

皇帝や詐欺師、ついには本気のヤンキーまで、こんなに振り幅の広いお役をこなしたトップスターさんはいないのではないでしょうか?

次回の『カジノ・ロワイヤル』では、男役の総仕上げとなる素晴らしいジェームズ・ボンドを見せてくれるに違いありません。

今日の退団会見で何を語られるのか…ニュースを待ちたいと思います。

お付き合いありがとうございました。
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