11月に帝国劇場で上演される『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』に
先日退団された真風涼帆さんが出演されることが発表されました。
しかも演出は、真風さんと縁の深い小池修一郎先生です。
節目には必ず小池先生
小池先生演出の2006年宙組公演『NEVER SAY GOODBYE』で宝塚の初舞台を踏んだ真風さんですが、
「舞台活動の節目、節目で小池先生の作品に出合う」とおっしゃっていたことがあります。
小池先生が手掛ける作品に出演する度に、ご自身がステップアップするきっかけになったという意味のようでした。
小池先生の作品には、星組時代の『THE SCARLET PIMPERNEL』『太王四神記』
『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『眠らない男・ナポレオン』、
宙組時代の『エリザベート』『オーシャンズ11』『NEVER SAY GOODBYE』を経て、
退団公演として真風さんのために書き下ろされた新作『カジノ・ロワイヤル』と、合計9作も出演されました。
そして宝塚退団後の初舞台が小池先生の新作ミュージカルとは…
いろいろなタイミングが重なってのことだとは思いますが、縁の深さに改めて驚きです。
真風さんは「魅惑的な美女」カリオストロ伯爵夫人役で、柚希さんとWキャストとのこと。
究極の男役から、もう魅惑的な美女に変身されるんですね…!
美女の姿がまだあまり想像できないので、その分本当に楽しみなのですが、
なんとルパンとカリオストロ伯爵夫人による男女を入れ替えた対決シーンがあるとか。
男役から女優への過渡期にはぴったりの演出じゃないでしょうか…?小池先生の愛を感じますね。
それにしても、退団後の初出演舞台がミュージカルの聖地と言われる帝国劇場で、
小池先生の新作でかつ音楽はドーブ・アチア氏、
演じる役はタイトルにも入っているカリオストロ伯爵夫人とは、
本当になんて幸先の良いスタート!と思わざるを得ません。
ルパン役の古川雄大って?
今回主役のルパンを演じるのは古川雄大さん。
失礼ながらお名前程度しか知らないので調べてみました。
古川雄大さんは現在35歳でなかなかのイケメンです!
ミュージカル『テニスの王子様』で人気を博し、『モーツァルト』では、山崎育三郎さんとダブルキャストでモーツァルト役、
『エリザベート』ではトート役にもキャスティングされています。
182cmと長身なので、たとえ元男役の柚希さんや真風さんと並んでもバランスはいいでしょうし、
大柄カップルは迫力もあってゴージャスな雰囲気が出そうです。
175㎝の真風さんに合う相手役はなかなかいないのでは?と思ったりもしましたが、
シャーロック・ホームズ役の小西遼生さん(182㎝)も長身ですし、身長バランスに関しては心配無用ですね。
今後の活躍の道は
宝塚のトップスターで退団後、女優として活躍されている方はたくさんいますが、
真風さんは今後どのように活躍されていくのでしょうか。
宙組時代に主演した上田久美子先生の『FLYING SAPA』は、
歌がほとんどないストレート・プレイと言ってもいいほどの作品だったのですが、
真風さんの熱演から、本当にお芝居が好きなんだなと強く感じました。
そんな印象から、ミュージカルに限らずいろいろな舞台に挑戦されるのでは?と予想しています。
真風さんはとても機転の利く方なので、テレビ番組などに出演したとしても、そつなくこなせるでしょう。
そんな姿を見てみたい気もしますが、やはり真風さんの個性やスケール感を発揮できるのは舞台だと思います。
退団公演の舞台が世界に配信されたこともありますし、日本だけにとどまらず
世界に大きく羽ばたいていかれる可能性もあるのでは?
これからのご活躍が本当に楽しみなので、『LUPIN』のチケットは何としても確保したいです!
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