最近は予定通りに公演が開催されて安堵していたところに、星組全国ツアー公演中止のお知らせが続いています。
まだまだ油断は出来ないのですね…。
生徒のみなさんが大事に至らず健やかに過ごせますよう願っています。
以前から千秋楽などのライブ中継が映画館で行われていましたが、コロナ禍以降、映画館に加えて自宅で視聴できるライブ配信もずいぶん増えてきましたね。
そんなライブ配信について思うことをお話しします。
ライブ配信のありがたさ
観劇機会の増加
自宅で観ることができるので、それこそ直前まで用事に追われていても、スッピンであっても何の問題もありません。
何なら最悪用事をしながらであっても、気になるシーンだけ観るなんてこともできるようになりました。
なんてありがたい…もう劇団に感謝の気持ちしかありません!
こんな気軽にいろんな公演を観ることができるようになったことは、ファンの獲得や維持に大いに役立っていることでしょう。
貴重な公演をSS席気分で
なかなかチケットを手に入れられない千秋楽や新人公演、遠征必須の公演などを、家にいながら観られるのですから嬉しい限りです。
しかもオペラグラスなしで生徒さんの表情や動きが細かく観られて、考えようによってはSS席気分!
しかもライブ配信なので、実際の観劇時のような緊張感も少し感じられて。
特に千秋楽の退団者のご挨拶。
組長さんに名前を呼ばれてお返事をした後、大階段を降りてくるシーンは、たとえ家のTVの前であってもこちらまで緊張して見守ってしまいます。。
作品だけではなく、ここまで含めて配信してくださるのは、ファンにとっては本当に嬉しいことですよね。
カメラワークの重要性
そんなありがたいライブ配信ですが、気になる点があります。
それは、カメラワークはどのように決められているのかということ。
今や配信で観る方も数多くいる状況なので、演出家の先生が指示したりしているのでしょうか…?
もしかしたら劇団やスポンサー等、いろいろな方の思惑や制約などもあるのかもしれません。
カメラワークが気になるようになったきっかけは、2010年の星組「ハプスブルクの宝剣」でした。
NHK BSプレミアムのカメラワーク
宝塚観劇を再開した10年ほど前のこと、NHK BSプレミアムで放送されていた「ハプスブルグの宝剣」を何気なく見ていました。
終盤で柚希礼音さんがかつての恋人と橋の上で再会する場面があるのですが、
そんな都合よく出会える〜!?なんてつっこみながら見ていた私。
NHKのカメラは、出会えた驚きの瞬間から、その恋人を慈しむような、突然訪れた幸せをかみしめるような、あらゆる表情が入り混じった柚希さんの表情を追い続けていました。
それはそれは本当に素晴らしい表情芝居で…
さっきまでつっこみながら見ていたのにも関わらず、柚希さんの表情の変化に引き込まれて感動してしまいました。
これからは柚希さんの舞台は必ず観る!!と強く心に誓ったほどです。
スカイステージのカメラワーク
後日スカイステージで「ハプスブルグの宝剣」が放送されると知り、その場面を楽しみに視聴しました。
ところが…スカイステージのカメラはその場面、柚希さんと夢咲ねねさんを交互に映すではありませんか!
柚希さんの表情芝居が途切れてしまい、以前感動したようには全然伝わってきませんでした。。
もちろん夢咲さんの気持ちを伝えることも大事ですし、どうカメラを切り替えるかはプロの方の判断。
私が善し悪しを言えることではないのですが、印象が変わったことは確かです。
カメラがどの場面をどのように伝えるかが、本当に重要なのだと実感した出来事でした。
今日は宙組ハイローの新人公演が無事に行われたようですね!
配信で観るのを楽しみにしていたのですが、今回は配信がなくとても残念です。
コロナ禍で公演がいつ中止になるか分からない状況でもあるし、新人公演も宝塚・東京どちらも基本配信することにしてくれたらいいのにと思います。
そのときは、ぜひ生徒さんのアップのアングル多めでお願いしたいです!
あ、でも大勢でのダンスを引きでも観たい…
カメラワークは難しいですね!!
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