今日は宙組『夢現の先に』の感想をお届けする予定でしたが、
コロナによる公演中止で、私のチケットは夢のように消えてしまいました。。
宙組下級生の活躍を観られるのが本当に楽しみだったので、もう残念で仕方ありませんが…
なんとか気を取り直して、宙組期待の男役、風色日向さんと亜音有星さんについてお話ししたいと思います!
落ち着いた魅力・風色日向
風色さんは、2016年初舞台の102期生。
2019年の『El Japón』、2022年の『NEVER SAY GOODBYE』と、二度の新人公演の主演を務めています。
また、2025年に開催される大阪万博の「2025日本国際博覧会アンバサダー」として、
宝塚の各組から1名ずつ選ばれたうちの一人で、劇団からの期待の大きさが伺えます。
新人公演で演じた主役は、どちらも包容力を感じさせる大人の男性。
そんなタイプのお役が振られた点からも、
風色さんの魅力は大人の男性をしっかり演じられることであると思います。
『El Japón』以降、1期下の亜音さんが抜擢される機会が増え、どうなるのかと思っていましたが、
ネバセイ新人公演で再びその存在感を示してくれました。
それ以降、個人的にはハイローで芹香さんのお隣にいる姿が
以前とは違った、いい感じの男役らしい雰囲気になっていて、とても印象深かったです。
きっとコロナ禍でも、まじめにレッスンを重ねられたのだろうな…と思いました。
天性の華やかさ・亜音有星
亜音さんは、2017年初舞台の103期生。
2021年の『シャーロック・ホームズ』、2022年の『HiGH&LOW』と、風色さんと同じく新人公演で二度の主演を経験。
華やかな顔立ちとスタイルの良さで、立っているだけで観客の目を引きます。
持って生まれたスター性でしょうね。
そんなスター性は、ビジュアルだけでなく性格にも感じられます。
おおらかというか、スケールが大きいというか。。
以前、スカイステージの番組で愛犬について話されていたのですが、
その愛犬に、トップスターの真風さんと礼真琴さんにちなんだ名前をつけたと屈託なく話されていて、かなり驚かされました。。
上下関係に厳しい宝塚。
ファンがスターにちなんだ名前をペットにつけるのとは訳が違いますよね!?
でも「真風さんも喜んでくれて…」と嬉しそうに話されている亜音さんを見て、
彼女は本当の「大物」だと思いました。
きっと周りが彼女のペースに乗せられてしまう、そんな感じなんでしょうね。
でもそれこそが、天性のスター性なのかなと思います。
スタイリッシュな宙組を体現
スカイステージのお正月特番「タカラヅカニュースお正月スペシャル!2023」の中で
「もっと!もっと!男役道」というコーナーがありました。
各組の若手男役が、同じ組のトップスターさんに男役道を学ぶコーナーなのですが、
宙組はトップスターの真風涼帆さんと、風色さん、亜音さんが出演していました。
この3人が立って並ぶと、本当にカッコいい!
3人とも身長が高く、スタイル抜群なので思わずため息が出てしまうほどです。
タイプの違う二人
同じ番組の「兎に角、笑う門には福来たる!」というコーナーでは、風色さんと亜音さんの性格の違いがよく出ていてとても面白かったです。
「真風涼帆を笑顔にする一日プラン」について風色さんと亜音さんがプレゼンする企画だったのですが、二人のプランは全く対照的!
亜音さんは、朝10時に起きて12時から出かけるに始まり、その後もかなり適当な感じで、
自分が感じる楽しい一日に真風さんを巻き込むという印象。
一方の風色さんは、朝5時から夜10時まで、細かく練りに練ったプラン。
二人の性格の違いがよく表れたプレゼンでした。
きっと役作りをしていく過程も、二人はずいぶん違うのではないでしょうか。
風色さんは、資料をいろいろ読み込んで役のイメージを理論的に積み上げていくタイプで、
亜音さんは、自分の感性で役のイメージを作り、細かい所はお稽古しながら変えていくタイプ。
本当は全然違うかもしれないですが…そんな感じがします。
『夢現の先に』で亜音さんが演じる「彼」を観られなくて本当に残念でした。
風色さんは芹香さんのディナーショーに出演予定です。
少ない出演者の中で、どのようにアピールされるのでしょうか。
タイプの違う二人ですが、二人とも本当に魅力的なので
これからどんな素敵な男役さんになっていかれるのか、とても楽しみです。
スタイリッシュな宙組を体現している二人ですが、期が近いこともあり、
このまま二人とも宙組で上げられていくのか、それとも組替えがあるのか…気になるところです。
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