宙組「HiGH&LOW」は無事に公演が続いていますね。
本当に心から嬉しいです!このまま千秋楽まで完走できますように。
初日以来数回の観劇を経て、気になった点や見どころをお話しします。
気になった点
ノボルの意味って…?
初めの山王連合会の場面で真風さんと紫藤さんが歌う「刑務所に入っているノボル」なんですが…
何かの伏線かと思っていたら、それ以降ノボルは全く出てきませんでしたよね。
初見の際は、あれは何だったのかな…と少しひっかかっていました。
原作でノボルはコブラとヤマトの幼なじみの親友で、頭脳派の参謀なのですが…
わざわざ名前だけ出す必要があったのかな?…と。
が、今わかりました!
このセリフは野口先生からハイローファンへのエクスキューズなんですよね。
宝塚ファンにとっては唐突に出てきたノボルですが、原作ファンにとってはノボルのいないハイローはあり得ない。
原作では町田啓太さんがノボルを演じられていて、メインキャラクターの一人です。
それなのにキャスティングされていない。
たとえ名前だけでも出さないわけにはいかなかった、ということで勝手に納得しました。
コブラの果たし状
果たし状って…今どきの若者の喧嘩でも使用されているのでしょうか…。。
クラブheavenでコブラとROCKYが言い合いになった際に、風色さんが真風さんに果たし状を見せるシーン。
オペラで見ていたら、果たし状の中身がはっきり見えました。
手書きの大きな文字!横書き!
最後には「コブラ」ってかなり大きくカタカナで書かれていました。
…可愛すぎませんか!?
小学生男子のお手紙かーい!と心の中で突っ込んでしまいました。
果たし状ってこんなふうに書くの…???
これは苦邪組のリン(もしくはリンの仲間)が書いたのですよね。
コブラ、ROCKY、リンとハードなメンツのやりとりなのに、そのミスマッチ感に笑ってしまいました。
見どころ
本当に見どころが多すぎて、なかなか全部はお伝えしきれないのですが…
特に注目していただきたい点をお伝えします!
真風さん
バイクに潤花さんと乗っているシーン。
ハーレイの迫力に負けず乗りこなされているのはさすがです。
その姿はもちろんなのですが、運転しながら潤花さんとお話しされているときの表情の移り変わりがカッコよすぎます!
芹香さん
あんなに怖い感じなのに、「まずは来客の皆様の安全を第一に行動しろ!」って言うところ。
ROCKYさん…本当はいい人なんだねと思うと同時に、なぜか少し笑ってしまいます。
プログラムで芹香さんが、ROCKYはシュールな笑いの要素を含んでいる人でもある、とおっしゃっていたので、これはこれで正しい反応なのでしょうか。。
桜木さん
伸びのある歌声が本当に素晴らしく、スモーキーの心の叫びがひしひしと伝わってきます。
また最後に松風さんと戦うところは、床の上を転がるスピードがすごい!病人とは思えない機敏さです。
瑠風さん
達磨一家で歌うときに小節を回す感じがツボ。
あのヴェネツィアのゴンドリエーレが…って思いながら観てしまいます。
花宮沙羅さん
眉間にしわを寄せてガン飛ばす感じが最高!
自分を抑えて純子さんを立てるヤンキー気質の演技が、いじらしくてとても可愛いです。
パーティー用に可愛くセットした髪型は観る度に違っていて、娘役の心意気を感じます。
寿つかささん
クラブheavenのオープニングパーティーで、上手の階段上で踊っていらっしゃるのですが…
カッコよくて思わずオペラで追いかけてしまいました。
血気盛んな若者ばかりが登場する本作で、あの大人の余裕感がたまりません!
観る前にはハイローの世界観が受け入れられるのかと不安でしたが、もうすっかり馴染んで楽しく観劇しています。
これから回を重ねて、さらに進化していくのを楽しみにしています!
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