今年は『ベルサイユのばら』誕生50周年だそうで、ベルばら展が開催されるなど話題になっています。
宝塚での再演も近いのでは?と言われていますよね。
この壮大な名作を、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがYouTubeで解説されています。
前編・後編合わせて3時間を超えるその動画は、ベルばら本編同様本当に熱く、素晴らしく面白かったのでご紹介させていただきます!
男は勝利!女は愛!
お笑いタレントで多方面にわたってご活躍中の中田敦彦さんによるYouTubeチャンネル「YouTube大学」。
ご存知の方も多いと思いますが、時事ニュースや文学、話題の本など、
多岐にわたる話題を毎回分かりやすく、そして楽しく説明してくれるチャンネルです。
今回のベルばら解説動画は、女心を知るために男性の方にこそベルばらを読んでほしい!というスタンスで語られているのが新鮮です。
あらすじを分かりやすく説明してくれているのはもちろんなのですが、特に面白いと思ったのは前編の導入部分。
男性がベルばらを読む前にまず理解すべきことについて、それはそれは熱く語っていらっしゃいます。
男性にとって一番重要なのは「勝利」だが、女性にとっては「愛」!
この価値観の違いを理解することが大切だそうです。なるほど。
この説明がまあ面白くて!
3時間のうち約30分間もこの説明に終始しているんですが、具体例も多く納得感がすごかったです。
例えば女子的には、結婚式を入学式や卒業式と同列とみなしている男子は「ギロチンの前に並べとなります」とか、
ベルばら導入部分の説明としては最高ですよね!
私の語彙力では面白さが伝えきれないのがもどかしい。。
女性は女性に憧れる
ベルばらでは、宮廷の女性たちが男装の麗人オスカルに熱を上げる場面があります。
その場面について中田さんは、男性にはないことだとおっしゃっていました。
確かに、かわいい系の男子に対して「かわいい~!」と周りの男子が本気で言っているのは想像つきませんよね。。
でも、女子がカッコいい系の女子に対して「カッコいい~!」となるのは違和感ないですよね。
もちろん、みんながそうだとは言いませんが。
私自身も中学生の頃には素敵な上級生に憧れ、そしてその延長で、宝塚の生徒さんにも憧れたものです。
それで思ったのですが、それと同じような気持ちで宝塚を観ている方も多いのでは…?と。
たとえ舞台上の生徒さんたちが娘のような年頃であっても、「あの生徒さん素敵!」と思うときには、
「娘のように可愛いわ!」ではなくて、中学生のときに上級生に憧れたような気持ちで「素敵!」と思うような…
心が十代の頃のようにときめくことで、観劇後はちょっと元気になれる。
きっと、多くの女性がそうなのではないでしょうか?
だから宝塚ファンには女性が多いのかもしれませんね。
最後まで見ごたえたっぷり
導入部分の後は、壮大なストーリーの要点を本当に分かりやすく面白く説明してくれるのですが、
後編の最後、まとめ部分まで見ごたえたっぷりなので、ぜひ最後まで見てみてくださいね。
中田さんのYouTubeチャンネルでは、先日月組で上演された『グレート・ギャツビー』の原作小説『華麗なるギャツビー』を解説されている動画もあるので、こちらも要チェックです。
宝塚の世界だけにとらわれず、広い視点で宝塚の作品について理解を深めることで、より宝塚を楽しめるのではないかと思います!
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