2025年の幕開きとなる、宙組の次回大劇場公演の演目が発表されました。
お正月らしさが感じられそうな日本物レヴューと、ハートフルコメデイの二本立て。
やはりもう通常公演に戻してきましたね。
ギリギリセーフの『宝塚110年の恋のうた』
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』。
大野拓史先生の作・演出で、前回公演されるはずだった演目ですね。
110周年記念の演目でしたが、年が変わっても年度替わりの3月末まではセーフという感じでしょうか。
何より、お正月公演の日本物レヴューはやっぱりいいですよね!
オープニングがチョンパだったら嬉しいです。
真っ暗な舞台が一瞬にして煌びやかで華やかな舞台に変わる様子は、分かっていても毎回気持ちが高揚します。
最近は昔に比べると、お正月の非日常感は失われてきていますが、
日本物レヴューの豪華な舞台は、華やいだお正月らしさを感じさせてくれそうですね。
そして、この公演は2025年の元旦から上演。
お亡くなりになった生徒さんの一周忌も過ぎ、コロナの影響も沈静化したということで
以前のようなスケジュールになったのでしょう。
これまでの劇団の対応に納得できない方々はまた抗議しそうですし、
劇団の強気にも思える対応に不満な方々もいそうですが、
宝塚歌劇をエンターテインメント事業として成り立たせていくために必要な決断なのだと思います。
既視感満載っぽい『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』
昨年、芹香さんの大劇場お披露目公演『パガド』で、作・演出をされた田渕大輔先生が再び担当です。
今度は『パガド』とは打って変わってハートフルコメデイということで、とりあえず良かったと思いました。
『パガド』を観たときは、何でお披露目公演なのにこんな作品にしたんだろう…?と疑問に思うと同時に、
長い間待ってようやくトップになられた芹香さんのお披露目がこんな内容か…と悲しい気持ちになりました。
次回作である『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』のストーリーは、もう既視感満載な感じですね!
同じ田渕先生の『ハリウッド・ゴシップ』や、石田昌也先生の『再会』などが思い浮かんできました。
ハートフルなロマンチックコメディはどれも似たような感じになりがちですが、
そうは言っても、お正月から悲劇は避けたいですしね。。
心から笑って明るい気持ちで新しい年を始めたいです。
ナイトクラブの場面もあるようで、歌とダンスの得意な生徒さんたちが活躍できそう。
純朴な娘キャロルを演じるのはトップ娘役である春乃さくらさんで、
芹香さん演じるレイモンドと真実の愛で結ばれるのだと思われますが、
レイモンドのフィアンセであるアビーは誰が演じるのかが興味深いところです。
ポジション的にもキャラクターの設定的にも天彩峰里さんだと思いますが…
この公演の前に全ツで天彩さんが退団されるとかもありえるのでしょうか。。
宙組で2017年に上演された田渕先生のコメディ『王妃の館』は大好きな作品ですので、
『Razzle Dazzle』も楽しみに待ちたいと思います!
宙組も通常公演に戻ると決定し、芹香さんの立場を考えるといろいろと大変そうですが、
宙組としての素敵な舞台を見せてくれることを期待しています。
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