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ゆり
子供のころからファンだった宝塚歌劇
結婚や子育てで離れていましたが
2011年から観劇を再開しました。

夫が病で亡くなって一人暮らしとなり
宝塚歌劇に生きる活力をもらいながら
感動と心地よい暮らしを
積み重ねていくことが目標です。

何歳になっても元気に大劇場へ通うため
ピラティスや姿勢改善など
セルフケアにも取り組んでいます。

宙組多めの全組観劇派です。
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文春 現役星組生の告発と新人公演について

宙組公演再開の初日に合わせて、週刊文春がまた宝塚関連記事を掲載していました。

すでに劇団とご遺族の間で合意が締結されたにも関わらず、

お亡くなりになった方の顔写真を記事や新聞広告にまで大きく入れて。。

売上さえ上げられればいいという姿勢に、嫌悪感すら覚えてしまうのですが…

そんなことを思いながらもやっぱり気になってしまい、悔しいですが立ち読みしました。

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目次

内容で気になったこと

今回の記事は現役星組生からの情報提供ということで、

端的に言えば、劇団は荷重労働やハラスメントについて改善していくと言いながら

実情は変わっていないというものでした。

宙組で問題になったことは、どの組でも大なり小なり存在すると想像がつきますし、

100年以上かかって築かれたスタイルやシステムを簡単に変えることは難しいのでしょう。

読後に気になったことは、「新人公演は荷重労働を招くだけのもの」と

世間に広く印象付けられてしまうのではないか?ということでした。

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新人公演は過重労働を招くもの?

記事の中で、生徒の負担を減らすために週当たりの公演回数が1回減ったとありました。

2回公演が1回公演になったことで、新人公演のお稽古時間が増やせて良かったね、と

内心思いながら記事を読み進めたのです。

でもそう思うことが、すでに昭和の思考だったんですよね。。

以前、2回公演の後にも新人公演のお稽古をすると聞いたことがあったのでそう思ったわけですが、

この星組生の言葉は、私の思いとは全く逆のものでした。

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1回公演になっても、その後に新人公演の自主稽古があって休息できない。

公演数を減らしたことで、逆に新人公演の自主稽古などの時間が増えてしまい、

休息どころかむしろ負担が大きくなり逆効果である。

それもこれも諸悪の根源は新人公演で、そんな新人公演はない方がいい…

記事では現役の星組生が語ったように読めましたが、

本当に現役の星組生の言葉なのでしょうか…?

まるで、自分たちだけが大変!というようにも感じられて、

これが本当に生徒の言葉であり、もし多くの下級生がそう感じているのなら、

宝塚はかなり危機的状況にあるのだろうと感じました。

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新人公演をするにあたり、本役の上級生は自分の時間を削ってアドバイスや指導をするとよく聞きます。

スタッフだって通常より仕事が増えるわけで。。

それでも新人公演をするのは、路線である生徒のチェックポイントの意味もあるとは思いますが、

主な目的は、下級生の実力を向上させることですよね。

お稽古場ではなく実際の舞台で、普段はできないパフォーマンスを試せるのです。

経験者のアドバイスを踏まえ、与えられた課題に実際の舞台で取り組むことで

実力が飛躍的に向上すると考えられるから、

スケジュールが大変な中でも新人公演が行われてきたのだと思います。

そんな経験をしないまま上級生になってしまったら、全体のレベル低下につながるのは必至。

メインでない脇役の生徒さんたちにとっては、大変なだけという思いが強いのかもしれませんね。

でも舞台はメインキャストだけで成り立つものではないですし、

個々に課題をみつけて、ステップアップできる場であったらいいなと思うのですが。。

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芸事に専念できるよう本気の環境改善を

芸事を極めるのにかかる時間を、単純に労働時間とカウントできない難しさがあります。

宙組の件で会見されたご遺族側の弁護士が、労働時間の問題を過重労働にあたると

話されていたときにも感じたのですが、何だか割り切れないような…

それでも時間的に拘束されるのであれば労働時間ともとれるわけで。。

宙組の件があってから、新人公演では役作り以外にやらなければいけないなことが

本当にたくさんあって大変なのだと知りました。

「上げ」「下げ」などというシステムも下級生の大きなストレスの原因になっているようで、

代替手段はいろいろありそうなのに何とかできないのかな…と思ってしまいます。

必要だからこそ生まれた慣習という部分もあるでしょうが、

時代や状況に合わせて変えていく必要がありますよね。

芸事が好きで宝塚に入った生徒さんたちなのに、

その他のことで疲弊しきって芸事に専念できないというのでは悲し過ぎます。

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今回のような週刊誌の記事が出てしまう時点で、まだまだ劇団は環境改善にきちんと取り組めていないのでしょう。

新人公演のメリットを最大限生かすために、劇団の本気の環境改善が必要だと改めて思わされました。

そういう意味では、最初は嫌悪感を抱いていたこの記事も、意味があるものなのかもしれませんね。。。

お付き合いありがとうございました。
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