一階のかなり前方席に座れたときや、通路側席で客席降りがあったとき、
素敵な香りがほんのり漂ってくることがあります。
銀橋に出る前に靴の裏に香水をスプレーするなんていう話を聞いたことがありますが、
香りの記憶は消えないとも言いますし、また特別ですよね。
『ベルサイユのばら』と「バラベルサイユ」
十代の頃に『ベルサイユのばら』で宝塚にハマり、その頃読んだ「歌劇」か何かで
『ベルサイユのばら』に出演されている生徒さんが舞台に上がるときに、
「バラベルサイユ」という香水を使っていると紹介されていたことがありました。
ここまで演目にぴったりな名前の香水があるのかと、驚いたことを覚えています。
まだ香水など使ったこともなく、まして香水を買うなど考えられない年頃でしたが、
どうしても欲しくて海外旅行にいく親戚に頼んで買ってきてもらいました。
当時、香水は免税枠で買えるとかで、海外旅行のお土産によく使われていたのです。
「バラベルサイユ」を手に入れた私は、『ベルサイユのばら』観劇時にはもちろん、
それ以降もしばらく、宝塚観劇には「バラベルサイユ」をつけて行っていました。
そんなわけで私の中では「バラベルサイユ」の香りは宝塚と密接に結びついてるのです。
ちなみに「バラベルサイユ」は「Bal à Versailles」で、
「ベルサイユ宮殿(Versailles)の舞踏会(Bal )」という意味だそうです。
日本では「薔薇ベルサイユ」と思っている人もいそうですよね。。
柔らかく甘いスパイスとオレンジの花がブレンドされていて、
トップノートはローズマリー、オレンジブロッサム、マンダリン、カシアなどなど…
穏やかな花の香りとして分類されるそうですが、とにかく濃厚で複雑な香りのようで、
今思えば全く十代の女子向きではなかったですね…!
トップスターの香り
トップスター監修グッズには、毎回必ずオードトワレがありますよね。
トップスターのイメージや、その方の好みを想像できるような香りになっているようです。
柚香光
爽やかなレモンに甘くてみずみずしいピーチが加わり、フルーティーな香りに。
白檀とホワイトムスクをベースにした心地よい香りが全体を優しく包み込みます。
月城かなと
エレガントなベルガモットの香りにオリバナムの爽やかで清涼感のあるグリーンも加わった、
気品と落ち着きのある大人の香りに包まれます。
彩風咲奈
爽やかで華やかさが漂う気品のあるオレンジフラワーをメインに、
柑橘やホワイトティーで奥行きを出した、心落ち着く品のある香りに包まれます。
礼真琴
スウィートローズと相性の良いアプリコットやベリー系のフルーティーな香りから、
甘さの中にもウッディやムスクがアクセントとなったマチュアーな香りへと広がります。
以上はキャトルレーヴのオンラインショップからの抜粋ですが、それぞれに納得できる感じですね。
まだ監修グッズの発表がない芹香さんはどんな香りになるのか楽しみです。
爽やかな柑橘系の中にも大人をイメージするような香りもプラスされて…って感じでしょうか?
自分にぴったりくる香りを探してみても、これだ!と思うものにはなかなか出会えず…
でも贔屓の生徒さんが「この香水を使っています」と聞けば、あっさりそれに倣ってしまいそうです。
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