宙組公演「HiGH&LOW」、初日の開幕おめでとうございます!
幸いな事に、初日公演を観劇できました。
宝塚とは全く違う世界観の「HiGH&LOW」、あんな暴力的で荒んだお話をどう表現するのかと不安で…
でもそこは野口先生。ハイローのエッセンスは取り入れつつも、物語はちゃんと「宝塚」。
たくさんの生徒の顔が見える、宝塚ファンにも楽しめる作品になっていました!
感じたこと、印象的だったことなど思いつくままにお伝えします。
目次
全体の印象
- カッコいいボーイズグループが次々に出てきて歌い踊るショーのような感じ。
宙組の男役が充実しているからこそ、それぞれのグループ(山王連合会・White Rascals・RUDE BOYS・達磨一家・鬼邪高校)の個性が光っていました。
- ハイローらしくリアルな闘争シーンが多め。
宝塚では、戦うシーンはダンスで表現されることがよくあります。でも今回はガチ殴り合い!
女性が無骨にリアルに殴り合うなんて、ダンスで表現するよりずっと難しかったでしょうね。
- 真風さんと潤花さんのデートシーンに胸キュン!
憧れの男子とこんなデートができたらいいな~と思う女子の気持ちに十分すぎるほど応えてくれています。
- 真風さんはヤンキーなお衣装ばかりかと思いきや、野口先生はファンのニーズにもちゃんと応えてくれています。
白い王子様!浴衣の着流し姿!…よくわかっていらっしゃいます。。
- 笑いを誘うシーンが結構ある。
殺伐とした背景に暴力的な表現もあるなか、クスッと笑う場面は心を和ませてくれました。
以前から真風さんはコメディセンスのある方だと思っていましたが、今回も魅せてくれます。
- 下級生も頑張っていました。特にお笑いの場面は組内の雰囲気が垣間見える気がしますが、今の宙組は上級生から下級生までちゃんと意思疎通が取れていて、結束力のある感じがとても伝わってきました。
- 音楽も、普段の宝塚とは違うハイローらしい感じがとても新鮮でした。
個人の印象
・真風さん
本当にどんなお衣装も着こなしてしまうのはさすがです!!
大型バイクも乗りこなし、今回はめずらしくやんちゃな言葉使いが新鮮です。
たばこを吸う場面があるのですが、「ホテル スヴィッツラ ハウス」のロベルト様とは違う山王連合会の頭らしいワイルドさ…!何気ない仕草にも男役のこだわりを感じました。
開演アナウンスの声も、以前より深みが増していたような。。
・芹香さん
安心安定、どんな場面をまかせても大丈夫!
その実力と今回のお衣装のせいか、SWORDの中で一番貫禄があるように見えました。
・その他の方々
- 桜木さん
少年っぽい繊細な感じがすごくよかったです。
- 瑠風さん
キラキラ度がアップして素敵な男役になってます!
- 鷹翔さん
今までにない役で新境地を開拓中かな。
- 潤さん
明るく元気なイメージですが、今回はそれを封印。でも最後は潤花さんらしくて気持ちが救われました。
他にも、留依蒔世さん、天彩峰里さん…下級生もいっぱい活躍していました。
若翔りつさんはネバセイに続き、今回もいい仕事をしています!
「守る事とは」や「愛とは」など重いテーマでたたみかけてくるお芝居かと思いましたが、それほどシリアスにはならず楽しく観劇できました。
観劇前は不安ばかり募っていましたが、こういう宝塚も全然アリです!
これからも数回観劇予定なので、細かい点もいろいろと注目して観ていきたいと思います。
まだまだ安心出来る状況ではないですが、全員無事に千秋楽を迎えられますように…!
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