雪組御園座公演『BONNIE & CLYDE』の初日、おめでとうございます!
今朝のニュースで、御園座公演のオーケストラ関係者から新型コロナウィルスの陽性が確認されたので、
当面は録音演奏に変更して上演されるとのお知らせがありましたが、
以前だと公演中止になっていたのが緩和されてきた感じなのでしょうか…?
今日は、彩風さんと夢白さんのお披露目公演になる『BONNIE & CLIDE』についてお話ししようと思います。
『俺たちに明日はない』で予習
彩風さんと夢白さんがとても素敵なポスターからは、二人のキャラクターにぴったりな感じの『BONNIE & CLIDE』。
ボニーとクライドの二人を題材にした有名な映画『俺たちに明日はない』を予習のため鑑賞してみました。
映画のタイトルはよく知っていたのですが、見るのは初めてです。
クール・ビューティーなフェイ・ダナウェイがボニー役で、まだ若くてとてもチャーミング。
クライド役のウォーレン・ベイティは甘い二枚目で、彩風さんが演じるのにぴったりでした。
まだ若さが感じられるジーン・ハックマンがクライドの兄役で出ていたり。。
1930年代にアメリカで銀行強盗を繰り返し、盗難車で逃亡を続けた伝説のギャング・カップルのお話なのですが、
ギャング物というよりは刹那的な若者を描いた群像劇で、ラストシーンが衝撃的でした。
今回の御園座公演はブロードウェイで上演されたミュージカルが原作ということで、
このお話に素敵な音楽が合わせられ、映画とはまた違った印象になるのだろうと期待が膨らみます。
楽曲は宝塚ではおなじみのフランク・ワイルドホーンさんが提供されているそうで、ますます楽しみです!
新トップコンビにぴったりな作品
どんな作品で新トップコンビお披露目となるのかと興味津々だったのですが、
ギャングのお話とはいえ若者のやるせない気持ちを描いた群像劇ということで、
彩風さんと夢白さんにはぴったりなのではないかと思います。
文芸大作が原作の『蒼穹の昴』で高い評価を得た彩風さんですが、
個人的には素晴らしいスタイルを活かした、優等生的ではないカッコいい青年役が彩風さんには合うと思っているので、
刹那的に生きる青年役はきっと素敵に演じられるはず!
夢白さんは美しい娘役さんなので、お姫様的なお役も絶対に似合うとは思うのですが、
私の印象に強く残っているのは、宙組時代に演じた『FLYING SAPAーフライングサパー』のイエレナ。
芯のあるカッコいい女性を演じていて、宝塚の新しい娘役像を見た思いでした。
そんな夢白さんが演じるボニー。
宝塚の娘役が演じるには難しい役どころだと思いますが、
イエレナを演じ切った夢白さんなら、魅力あるボニーになるに違いありません。
所帯じみた和希そら!?
「歌劇」2月号に『BONNIE & CLYDE』の潤色・演出をされている大野先生と
主演コンビの彩風さんと夢白さんの対談が掲載されていました。
その中で大野先生が、クライドの兄役の和希そらさんについて
「和希が意外に所帯じみた感じに創っていて…」と話されていました。
…所帯じみた和希さん!?
和希さんはキラキラでありながら渋いお役も上手に演じられる演技派。
所帯じみた様子はちょっと想像できないのですが、楽しみすぎます!
和希さんの妻役を野々花ひまりさんが演じるそうなのですが、
大野先生によると、この夫婦は変化球で面白い役どころだそう。
トップコンビのお披露目に加えて、大きな見どころになりそうだなと思っています。
名古屋まで遠征するか迷ってる間にチケットを取りそびれてしまい本当に後悔、、
2月19日の配信でしか見られませんが、しっかり鑑賞しようと思います!
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