宝塚についてのいろいろなことが聞こえてきますが、
舞台に「夢」を見、生徒さんたちのパフォーマンスから「生きる活力」をもらってきたことは確かな事実なので、
これからも宝塚歌劇団を応援していきたいと思います。
さて、2月4日から始まる月組大劇場公演がとても楽しみなのですが、
今日は月組トップスターの月城かなとさんに感じてきた魅力についてお話ししたいと思います!
月城かなとさんとの出会い
月城さんとの出会いと言っても、一方的なことなのですが…
宝塚観劇を再開した2011年頃に「おとめ」を見ていたときのことです。
ひときわ目を引かれたのが、まだ研3ほどの下級生だった月城かなとさん。
音楽学校入学の条件が容姿端麗なのですから、みなさん美しい方々ばかりなのですが、
その中でも月城さんの美しさは格別でした。
人の好みは様々ですが、月城さんの美しさは、好みに関わらず誰もが美しいと感じるレベル。
美しさの上に品と知性が感じられ(品と知性が出過ぎると敬遠したくなるけれど、月城さんは絶妙のバランス!)
その上えくぼまであるので、美しくても冷たさを感じさせない。
こんなに美しい人は、宝塚にいるよりも美女コンテストの世界大会に日本代表として出場するべき!と当時は思ったりしたものです。
今は、宝塚にいてくれて本当に良かったと心から思っていますけどね。
素晴らしかった『銀二貫』
「おとめ」で月城さんを認識してからは、雪組公演を観る度に舞台上の月城さんを観ていました。
そして2015年、『銀二貫』でバウ初主演が決定。
幸運にも観劇することができたのですが、心温まる本当に素晴らしい作品でした。
その美貌から気になっていた月城さんでしたが、この公演では月城さんの内面からくる心の熱さや、
真摯に演技に取り組む姿勢を感じ、素敵な生徒さんだとより強く思うようになりました。
この作品はスカイステージでも何度か放送されていますので、まだ見ていないという方は是非見てみてくださいね。
ちなみに月城さんを支える、専科の英真なおきさんと華形ひかるさんの演技がまた心に響きます。
麗しい魅力が爆発しそうな菅原道真
個人的に、月城さんの男役姿を見て思い浮かぶ言葉は「男装の麗人」。
宝塚歌劇の中にだけ存在する麗しい男役で、唯一無二の存在。
男役のタイプにもいろいろありますが、月城さんにはリアリティを追求するよりも
昔から表現されてきた麗人としての男役が相応しいと思っています。
そういった意味で『ダル・レークの恋』は、月城さんにぴったりで、
気品と優雅さ、そして美しさと色気、すべてが備わったラッチマンでした。
お披露目公演の『今夜、ロマンス劇場で』は素敵な作品でしたが、
素朴な助監督の役は、月城さんの使い方としては、かなりもったいない気がしました。
誠実さが感じられて良かったのですが、もっと月城さんにしか表現できない男役を観てみたいと思ったのも事実。
再演された『川霧の橋』や『ブラック・ジャック』、『グレート・ギャツビー』は
それぞれ魅力的でしたが、月城さんがオリジナルというわけではありません。
次回作『応天の門』は大劇場初演作品で、月城さんは学問の神様でもある菅原道真を演じます。
理知的なイメージもある月城さんが、雅やかな平安の世で菅原道真となったお姿…
今回こそは、月城さんにしか出せない魅力が爆発しそうじゃないですか!?
ポスター画像の冷たい表情が素敵過ぎてすでにドキドキですが、舞台上での気品に満ち、
美しく色気ある月城さんにしか出せない魅力あふれる菅原道真を、心から楽しみにしています!
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