今日は宝塚歌劇団理事長の木場健之氏の新年の辞を読み、またお聞きして、
お返事を書くようなつもりでお手紙を書いてみました。
木場理事長のお目に留まるとは思いませんが、一ファンの思いが届けばいいなという思いです。
木場健之様
拝啓
いつも素敵な舞台を届けてくださり大変ありがとうございます。
昨年は文芸大作の原作物から、今までの宝塚では考えられなかったようなLDHとのコラボ作品まで、
本当にバラエティーに富んだ数々の作品で楽しませてくださったこと、御礼申し上げます。
さて、木場様の新年の辞をスカイステージで拝見いたしまして、一ファンとして尊大かとは思うのですが、
私が希望することを率直にお伝えしたいと存じます。
時代に合った変革
画面を通して見る木場様の話される姿は、淡々と語られているようで、
あまりお正月という雰囲気も感じられず、少し地味な印象を受けました。
前理事長は、振袖姿の娘役とのインタビュー形式で放送されたのでそう感じたのだと思います。
ただ見た目の印象も重要だとは思いますが、それより重要なのは、お話しされる内容です。
途中まで聞いておりましたら、話されている内容が「歌劇」に掲載されている「新年の辞」と同じで、
途中からは「歌劇」に掲載された原稿を音読なさっているのかと思うぐらいでした。
もう少し表面通りのご報告的な内容ではなくて、木場様の率直な思いを語っていただきたかったです。
いろいろとご苦労されていらっしゃることは推察されますが、
あのような内容ですと、自分の在任中は事を荒立てず、できるだけ穏便に現状維持で済ませたいという
ご自身の姿勢が少なからず感じられて、とても残念に思いました。
100年以上続いてきた宝塚ですから、その伝統を守らんがために行われてきた
良いことも悪いことも様々あると思いますし、またそれらがあったからこそ100年以上続いたのだとも思います。
とはいえ、現状維持も大事なことだとは思いますが、
例えば先日問題になったパワハラ的な指導の撲滅など
時代に合った適切な変革も進めていただきたいです。
誹謗中傷への厳正な対応
現代ではネット環境の普及により、あらゆる情報が瞬く間に広がってしまいます。
一つの事柄に対して、見る方向によって全く違う形に見えることはよくあることですが、
いろいろな方向から見た人が、いろいろな方向からの感想をネットで拡散し
真実がゆがめられて伝わることもあります。
そのような環境下での現状の劇団の対応には、もう少しどうにかならないのだろうか…と感じています。
もちろん、弁護士を交えて対策は取っておられるのでしょうが、もっと厳正な対応をお願いしたいです。
生徒さんたちが、舞台以外のことで心を痛めている姿を見ることは本当につらく悲しいことです。
どうか生徒さんたちが舞台だけに専念できる環境を、内外問わず整えてくださることを、切にお願いしたいと存じます。
そして何年かたって、ファンにはわからなくても、生徒さんやスタッフの方々が
「木場理事長の時代から風通しが良くなって、いい環境になったね!」と話せるようになればいいなと思います。
勝手なお願いを申し上げてお許しくださいませ。
今後の生徒さんたちのご活躍と宝塚歌劇団のご発展を、心よりお祈り申し上げます。
敬具
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