桜木みなとのトップが見えた胸熱シーン『MAKAZE ISM』

『MAKAZE ISM』の初日映像を見て、胸が熱くなるシーンがありました。

それは、真風さんと桜木さんが肩を組みながら歌うところ。

そこから見えてきた桜木さんのこれまでと、これからについて思うことをお話ししたいと思います。

胸熱の歌唱場面

お二人が肩を組みながら歌っていたのは、真風さんが星組時代に出演した『愛するには短すぎる』のナンバー。

トップと２番手がバディ感満載でカッコよく歌うものです。

『愛するには短すぎる』は、真風さんが新人公演で初セリフを経験した作品なので選ばれたのかもしれません。

湖月わたるさん・安蘭けいさんのコンビ、柚希礼音さん・凰稀かなめさんのコンビで歌われた公演が思い出されますが、

一番印象に残っているのは、柚希さんの武道館でのコンサートです。

　　

当時トップだった柚希さんと３番手だった真風さんが歌われたのですが、

そのナンバーを今回は真風さんと桜木さんで再現されていて、

「３番手だった真風さんが立派なトップさんになって～！」というのでまず胸熱、そして

「真風さんが引き継いできたように、桜木さんも引き継いでいかれるのだろう…！」と感じてさらに胸熱になったのでした。

石田先生の素敵な演出に、心から拍手を送りたいです！

引き継がれる男役の技

2017年『パーシャルタイムトラベル』で桜木さんが２度目のバウホール公演主演を前にした頃、

TV番組「宝塚カフェブレイク」で真風さんと桜木さんが対談するコーナーがありました。

2016年『Shakespeare~空に満つるは、尽きせぬ言の葉～』の新人公演で、桜木さんは本役が真風さんの役をされたのですが、

真風さんに多くのことを指導してもらったと話されていました。

特に舞台化粧については、それまで自分では知らなかった方法や見え方など、本当に細かいところから教えてもらったそう。

そんな細かいところまで見てくれた本役さんは初めてだったらしく、

細かいお化粧の違いで見え方がこんなに変わるんだ…！と驚かれ、お化粧が大きく改革されたそうです。

　　

真風さんがスカステで出演された安蘭さんとの対談番組で、

「眉毛はこう描けばいいんだよ！私は安蘭さんに教わったんだけどね…って言いながら、下級生に教えてます。」と話されていたことがありました。

こんな風に男役の技は代々伝えられていくのでしょうね。

桜木さんが下級生に「お化粧の仕方はこうだよ！」と指導している姿が思い浮かんできました。

劇団からのメッセージ

桜木さんはスター揃いの95期で、同期の礼真琴さん、柚香光さん、月城かなとさんはすでにトップスターに就任しています。

桜木さんは路線渋滞の宙組で現在３番手。

次々と同期がトップになり、桜木さんのファンはやきもきされているかもしれません。

今月スカイステージで、桜木さんと宙組初代トップスターの姿月あさとさんが出演される「夢の音楽会」という番組がありました。

歌唱力に定評のあるお二人なので、見ごたえある番組になっていたのですが、

お歌よりもそのキャスティングに興味がわきました。

宙組初代トップの姿月さんから、桜木さんにつながっていくよという劇団からのメッセージだと感じたのです。

なかなか番手が上がらない状態ですが、ちゃんと宙組生え抜きトップ１号にしますよ！と。

次期宙組トップは芹香斗亜さんでしょうが、その次こそ満を持して桜木さんが就任されると思っています。

現在公演中の『MAKAZE ISM』は、今週末1/15(日)に配信が予定されていますね。

真風さんとの胸熱シーンを映画館でしっかり目に焼き付けてきたいと思います！

千秋楽まで無事にかけぬけられることを、本当に本当に祈っています。