元旦に無事開幕した花組『うたかたの恋』。
初日映像を見て、想像どおりの麗しい柚香ルドルフに魅了されたのですが、
その柚香光さんについて、年末年始に心がざわついたことをお伝えしたいと思います。
退団フラグ?歌劇表紙と今年の漢字
「歌劇」1月号の表紙を見たとき、ちょっと驚いてしまいました。
大劇場でお正月公演の花組トップである柚香さんが当然表紙だろうと思っていましたが、
1月号の表紙は星組の礼真琴さんでした。
東京のお正月公演は星組なので、礼さんが表紙でも不思議ではないのかもしれませんが…
「歌劇」の表紙は、一人の生徒さんが1年に1回担当され、2回担当されることはありません。
お正月号より重要な月の表紙って、もしや退団公演の月の表紙…?
退団されるトップスターの方は、退団月の表紙を務められますから。。
さらに、スカイステージで放送された『新春メッセージ』で、
柚香さんは今年のモットーとする漢字一字に「結」という字を選ばれていました。
宝塚や花組とお客様、作品と役者と、ご縁を「結ぶ」という意味だと話されていましたが、
その字を見た瞬間、「起承転結」「結論」「結果」という言葉が胸をよぎりました。
もしかして「結末」の「結」だったりして…
柚香さん監修グッズの第2弾が少し前に発売されたばかりですし、
柚香さんが2023年に退団されることはないと思っていました。
『うたかたの恋』の次回作、『鴛鴦歌合戦(おしどりうたがっせん)』のタイトルを聞いたときにも
根拠はないのですが、「このタイトルでの退団はないだろう」と思っていました。
退団感の全然ないタイトルですよね…?
『うたかたの恋』の大劇場公演終了後、退団発表なんてことはあるのでしょうか。
永久輝体制に向けて着々と進む環境整備
思えば、永久輝せあさんがVISAのイメージキャラクターに就任され、花組へ組替えとなったときから、
永久輝さんのトップスター就任時期はしっかり計画されていたのでしょう。
ところが、コロナ禍で公演スケジュールが大きく狂ってしまい、当初の予定どおりにはいかなくなったと思われます。
本来であれば、もっと早い段階で2番手に起用され、今年にはトップお披露目だったのかもしれません。
綺城ひか理さんの花組への組替えを聞いたときには、永久輝さんのトップ就任はまだ先のことと感じていましたが、
花組2番手である水美舞斗さんの専科への組替えが昨年末に発表されたことによって、
永久輝さんのトップ就任への環境が着々と整えられているように思えてきました。
水美さんの専科への異動時期を考えると、永久輝さんの2番手としての出演は次回作になり、
もし柚香さんが次回作で退団なら、永久輝さんの2番手は1作だけになってしまいます。
2番手経験が1作だけでは、経験不足なのではと考える方もいるかもしれません。
過去には、そう思わせる起用もありましたしね…
ただ永久輝さんは今年もう研13で、経験値的には問題なし。
2番手期間が短くて残念なのは、その生徒さんとファンの方々にとってではないかと思います。
2番手は美味しい役を経験できますし、トップスターのように大きな責任を感じることなく役に没頭できるので
今までトップになられた方々の2番手時代は、本当にみなさん輝いていて魅力的でした。
そんな魅力的な期間が短いのは、少し残念だと思います。
思い浮かぶあれこれ
柚香さんが年内に退団される可能性を考えると、今まで思ってもいなかったことが、いろいろ思い浮かんできました。
『うたかたの恋』の演出は小柳先生ですが、その次回作『鴛鴦歌合戦』の演出も小柳先生です。
同じ演出家の先生が、同じ組で続けて演出されることは、あまり聞いたことがないように思います。
小柳先生は柚香さんのトップお披露目公演『はいからさんが通る』を演出された先生。
柚香さんの魅力を余すことなく見せてくれ、高評価を得ました。
そんなご縁のある演出家が続けて演出されるとは。。
急に柚香さんの退団が決まって、柚香さんがご縁のある小柳先生に退団公演の演出を依頼されたのでは?とか、
昨年は柚香さんにとってあまり快くない週刊文春の報道があったので、
そんなことも退団を早める原因になったのでは?などと、勝手にいろいろ思ってしまいます。。
柚香さんは2020年の7月に大劇場でトップお披露目でしたから、通常任期とも考えられますが、
現トップさんたちの中で、一番コロナの影響を受けて公演中止の回数が多く、トップ在任期間が実際より短く感じられます。
個人的には来年もう1作、柚香さんの代表作になるような大作を観てみたいです。
そして永久輝さんには、もう少し2番手を楽しんでもらってからトップを引継いでくれたらいいなと思っています。
とにかく美しい柚香さんと永久輝さんの並びを、もう少し見ていたいという希望もこめて!
どの生徒さんについても、退団を考えると複雑な気持ちになってしまうのですが…
とりあえず今を大切に、魅力あふれる柚香さんのルドルフを楽しむことに専念しようと思います。
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