今日は大晦日。今年も宝塚では感動や驚きがたくさんありましたが、
来年はどんな一年になるのでしょうか。
今日は、年明け1月の宙組別箱公演『MAKAZE IZM』『夢現の先に』と
花組大劇場公演『うたかたの恋』『ENCHANTMENT―華麗なる香水―』について思うことをお話ししたいと思います。
『MAKAZE IZM』実は季節に合っていたポスター
年末にウィンドウショッピングをしていたときのことです。
冬物に混じって少しずつ春物も入ってきていましたが、爽やかな水色と薄い黄緑の配色が目につき、
最近美容院でいくつか目にしたファッション雑誌にも同じ配色のアイテムが掲載されていました。
少し前には鮮やかなグリーンが多く見られましたが、次のトレンドカラーはこの配色なのかなと感じます。
宝塚が好きな方は思い当たりますよね!
そう、真風さんの『MAKAZE ISM』のポスターです。
このポスターが発表された時には、真冬の公演なのに初夏を思わせる爽やかな色合いで
季節に合っていないのでは…と感じた方も多かったようです。
私もポスター発表時にはそう感じました。
ただ新しい年になり、日差しも段々明るくなって少しずつ日照時間が長くなってくると、
前向きな気持ちになって気分も変わってきますよね。
真風さんや制作スタッフの方々がトレンドカラーまで意識されたかどうかはわかりませんが、
ポスターの色合いは、とても明るい気分にさせてくれます。
その点では、新年を迎えてすぐの季節にはぴったりだなと個人的には思いました。
真風さんのご卒業が近づいて悲しむファンの気持ちを、少しでも明るくしてくれるように仕上げたのかな?というのは考えすぎかもしれませんが、
このポスターのように、新しい一年をずっと明るく爽やかな気分で過ごせたらいいなと思います。
『夢現の先に』新しい世界観と鷹翔千空の初主演が楽しみ
鷹翔千空さんのバウ初主演作品である『夢現の先に』が、2023年の初観劇となる予定です。
友の会でバウホール公演のチケットが当選することはほぼないので、
今回も全く期待していなかったのですが、まさかの最前列が当選!
春から縁起がいいのか、今年の運勢をすべて使い果たしたのか…
生駒怜子先生のバウホール公演のデビュー作、ポスターや作品紹介からは
全貌が図り知れませんが、今までの宝塚にはないような新しい世界を見せてくれそうです。
2022年の鷹翔さんで印象に残っているのは、『NEVER SAY GOODBYE』新人公演のヴィセント(本役:芹香斗亜さん)です。
今までの鷹翔さんからは想像できないような、熱い男らしさにあふれていて驚きました。
その後のハイロー村山良樹役では、演技力に磨きがかかったのを見せつけてくれましたよね。
『夢現の先に』は内容を見る限り演技力が重要になってきそうなので、鷹翔さんのお芝居を楽しみにしています。
またお稽古場情報によると、フィナーレの鷹翔さんは宝塚らしいカッコよさにあふれているとか!
新人公演では真風さんの役を何度もされていた鷹翔さんは、真風イズムの継承者としても頼りになりそうと期待しています。
花組大劇場公演
『うたかたの恋』新しい演出に期待
『うたかたの恋』は小柳先生の新たな演出で、どう変わってくるのでしょうか。
柴田先生の世界観は美しく素晴らしいのですが、やはり時代にあった変更も必要だと
柴田作品が再演される度に思っていたので、小柳先生の新たな演出に期待でいっぱいです。
柚香さんの麗しいルドルフの軍服姿、星風さんのイメージにぴったりのマリー、
宝塚らしい美しさに目を奪われるのは確実ですね。
『ENCHNTEMENT―華麗なる香水―』安定シリーズの次回作
野口先生のスペクタキュラーシリーズは安定して「宝塚を観た!」という気にさせてくれるので、大好きなショーシリーズです。
宝塚の古くから愛されている所を残しつつも、新しいことへの挑戦を感じさせてくれる野口先生。
昔ながらのレビュー作品も安心して観ていられますが、
時々の挑戦も、宝塚が発展していくためには必要だと思います。
舞台のダイナミックさも感じられて毎回大満足なので、今回も期待大で楽しみにしています。
新しい年は、コロナも落ち着き、以前のように楽しめる宝塚になりますように。
そして戦争のない、平和な世界になることを祈ります。
本ブログにお立ち寄りくださった皆さま、大変ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
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